第8回 可視赤外線観測装置技術ワークショップ 2018

開催日:2019年2月25日(月) - 2月26日(火)
場所:国立天文台三鷹すばる棟大セミナー室 (キャンパスマップ W1の建物)


開催趣旨

本ワークショップは8回目を迎えます。そろそろこれまでの活動を振り返り、 その総括をし、今後の展望や進め方を考える時期ではないかと思います。 また、いくつかのPI装置や持ち込み装置のファーストライトが近年ありました。 そこで、本ワークショップでは以下の3つのテーマを中心に進めたいと考えています。

1. 過去のワークショップの総括
第1回から昨年までのワークショップで実施してきたこと、 進展、課題、問題点などを包括的に整理してみます。

2. 2030年代に必要な要素技術について
国立天文台でも次世代宇宙望遠鏡などの議論が始まっています。 2030年代という近未来を設定し、現在にとらわれずに 必須な望遠鏡、観測装置、要素技術を長期的、俯瞰的な 視点で出し合いたいと考えています。現在達成できている 状況との連続性、非連続性、解離、必要なブレークスルー などが見えてくることを期待しています。

3. 持ち込み装置の苦労と教訓
今年度、すばる望遠鏡にTAOの観測装置SWIMSとMIMIZUKUが 搭載されファーストライトを達成いたしました。 また、これまで多くの観測装置が開発され、海外の望遠鏡などに 持ち込んで素晴らしい成果を上げてきました。 一方、そのような成功の陰に持ち込んだ側も受け入れた側も 様々な苦難と苦労があったと推察致します。 このような苦労は掛け替えのない経験と財産であり、教訓として 多くの人の中に生きています。 これらの苦労と教訓を今後の国内外、国際協力による観測装置開発に 生かしたいと考えています。


プログラム

2月25日(月)

10:00挨拶 早野裕(国立天文台)

過去のワークショップの総括
10:05 本ワークショップ立上期のはなし 宮田隆志(東京大学) PDF
10:25 第 5 回の報告 秋山正幸(東北大学) PDF
10:35 第6回、第7回(企業、工学部への展開)を総括 栗田光樹夫(京都大学) PDF
10:50 議論

口頭+ポスター (5分×3)
11:45 TMT第一期観測装置IRISの開発: 光学歪みの補正精度の検証 向江志朗(東京大学) poster PDF oral PDF
11:50 次世代観測装置用の新しい回折格子の開発状況 VI 海老塚昇(理化学研究所)  poster PDF oral PDF
11:55 IC-LTXインバーの開発と小型JASMINEへの適用 小奈浩太郎(新報国製鉄株式会社)PDF

12:00 昼食

一般講演
13:15 スライサー型面分光ユニットを開発してみて 尾崎忍夫(国立天文台) PDF
13:40 ULTIMATE-START トモグラフィー補償光学の開発  秋山正幸(東北大学) PDF
14:05 せいめい望遠鏡の光学性能 栗田光樹夫(京都大学) PDF
14:30 KOOLS-IFU せいめい望遠鏡との接続 松林和也(京都大学) PDF

14:55 休憩

15:10  SWIMS多天体分光用マスク素材冷却収縮試験 櫛引洸佑(東京大学)PDF
15:35 超精密加工によるSWIMS-IFU用スリットミラーアレイの製作 河野志洋(東京大学)PDF
16:00 木曽超広視野高速CMOSカメラ Tomo-e Gozen による高速移動する地球接近天体の広視野探査 小島悠人(東京大学)PDF
16:25 1.8m非軸望遠鏡「PLANETS」計画の現況と今後の展望 坂野井健(東北大学) PDF
16:50 SUNRISE-3気球実験における国際協力のしんどさと面白さ 勝川行雄(国立天文台) PDF

2月26日(火)

持ち込み装置の苦労と教訓
09:00 ハワイ観測所における持ち込み装置の受け入れ 沖田博文(国立天文台) PDF
09:30 TAO観測装置SWIMSの開発とすばる望遠鏡への持ち込み 小西真広(東京大学)PDF
10:00 すばる望遠鏡持ち込み装置 MIMIZUKU の苦労と教訓 上塚 貴史(東京大学) PDF
10:30 装置開発の理想と現実:IRDの場合 小谷隆行(アストロバイオロジーセンター)
11:00 WINEREDチリへ行く ーLa Silla、そしてMagellanへ 池田優二(フォトコーディング/京都産業大学)PDF
11:30 議論

12:00 昼食

特別講演
13:00 静止地球観測システムに向けた大型分割鏡光学系の研究開発 水谷忠均(宇宙航空研究開発機構)PDF
13:30 キヤノン電子の衛星開発に対する取り組み(仮題) 酒匂信匡(キャノン電子株式会社)

一般講演
14:00 PRIMEの開発における疑問点やチャレンジ 宮崎翔太(大阪大学)PDF

14:25 休憩

2030年代に必要な要素技術について
14:35 次世代大型宇宙望遠鏡 松田有一(国立天文台) PDF
15:05 宇宙望遠鏡とその観測装置の要素技術の現状、課題、展望 和田武彦(宇宙航空研究開発機構)
15:35 地上望遠鏡技術 PDF
16:05 議論
16:30 終了

ポスター発表

P1 TMT第一期観測装置IRISの開発: 光学歪みの補正精度の検証 向江志朗(東京大学)PDF
P2 次世代観測装置用の新しい回折格子の開発状況 VI 海老塚昇(理化学研究所) PDF
P3 IC-LTXインバーの開発と小型JASMINEへの適用 小奈浩太郎(新報国製鉄株式会社)PDF
P4 すばる望遠鏡の反射率とその測定 沖田博文(国立天文台)PDF
P5 先端技術センターにおける光学設計開発 都築俊宏(国立天文台) PDF
P6 高速偏光変調との同期を実現したH2RG赤外線カメラ 花岡庸一郎(国立天文台) PDF
P7 TMT/IRIS撮像系の開発 早野裕(国立天文台)
P8 赤外線検出器/極低温読みだし回路 和田武彦(宇宙航空研究開発機構)
P9 SPICA中間赤外線観測装置(SMI) 和田武彦(宇宙航空研究開発機構)
P10 グリズムを用いた低分散直視分光器「VEGA」の製作 渡邉和明(株式会社昭和機械製作所)

世話人

早野裕、秋山正幸、市川隆、岩田生、海老塚昇、岡田則夫、尾崎忍夫、片坐宏一、栗田光樹夫、
坂野井健、菅井肇、高遠徳尚、高橋英則、高見英樹、松林和也、美濃和陽典、宮田隆志、本原顕太郎、
吉田道利、和田武彦

問合せ先

e-mail: astroinst2018_at_atc.mtk.nao.ac.jp (_at_ は @)


謝辞

本ワークショップは国立天文台研究集会、TMTに関連した研究会支援 のサポートを受けて開催されます。