開催日:2020年12月1日(火) - 2日(水)
開催形式:zoom
本ワークショップは様々な大・中・小型の光赤外線観測装置の情報共有を図りつつ
、学生や若手研究者の人材育成を行うことを目的にして2012年以来開催されています。
本年度は、「大型計画と次世代技術」「目的特化型・中型小型計画:大学の取り組み」
「先端光赤外技術の融合分野」と、一般講演セッション「大学での研究開発活動」
をとりあげ、12月1ー2日にオンライン開催されます。招待講演者によるキーノートトークでは、
普段聞けないような先端新技術やレビューを行います。一般講演や学生セッションも行われ、
進行中のプロジェクト報告や技術自慢についても報告します。
光赤外プロジェクトや観測装置開発の現在と将来に関心がある方、光赤外応用技術や若手育成に
関心がある方の多方面から積極的な参加や、学生からの発表を歓迎いたします。
9:00 挨拶 (坂野井 健/東北大学)
セッション1: 大型計画と次世代技術
9:05 TMTの技術概観 (早野 裕/国立天文台)PDF
9:45 イメージスライサー型IFUの光学レイアウトの変遷とWFOS IFUの光学レイアウト(尾崎 忍夫/国立天文台 )
PDF
10:25 休憩
10:40 高分散ファイバー分光器のための技術開発について(小谷 隆行/アストロバイオロジーセンター)
セッション2:目的特化型・中型小型計画:大学の取り組み
*現在進行中のプロジェクトの技術
11:20 せいめいプロジェクト奮闘記 (栗田 光樹夫/京都大学)PDF
12:00 昼休み
セッション3:先端光赤外技術の融合分野
13:00 理研におけるサイエンスのための超精密加工 (細畠 拓也/理化学研究所)PDF
13:40 共用クリーンルームにおける研究支援と微細加工プロセス技術の開発 (松谷 晃宏/東京工業大学)PDF
14:20 次観測装置用の新しい回折格子の開発状況 VII (海老塚 昇/理化学研究所)PDF
14:40 休憩
14:50 高輝度・波長可変テラヘルツ波光源の開発 (南出 泰亜/理化学研究所)
15:30 波面誤差の小さい高精度鏡について (早野 裕/国立天文台)PDF
15:50 休憩
セッション4:大学での研究開発活動
*学生研究紹介
16:00 高精度トランジット測光観測のためのディフューザー開発とオンスカイ試験 (西海 拓/総合研究大学院大学)PDF
16:20 深宇宙探査機に搭載予定の宇宙背景放射観測装置の開発 (橋本 遼/関西学院大学)PDF
16:40 テラヘルツ光子計数型検出器のための0.8 K 小型吸着式冷凍器の開発 (丹羽 綾子/筑波大学)PDF
16:50 可視3色同時広視野カメラの開発 (円尾 芽衣/京都大学)PDF
17:00 せいめい望遠鏡可視3色同時CMOSカメラTriCCSの絶対時刻精度の評価 (西野 耀平/東京大学)PDF
17:10 GPUを利用した高速画像一次処理パイプライン (庭野 聖史/東京工業大学)PDF
17:20 TAO/MIMIZUKUに向けた冷却チョッパーの開発 (道藤 翼/東京大学)PDF
17:30 これまで実施したAGB星に関する研究紹介とMIMIZUKUを用いた今後の展望、及び開発計画 (橘 健吾/東京大学)
17:40 高感度近赤外線高分散分光器WINERED:分光スペクトル像にみられるゴースト光の対策 (竹内 智美/京都産業大学)PDF
17:50 学生へのコメント・討論
18:30 懇親会
セッション1: 大型計画と次世代技術
9:00 MOIRCSに搭載された LightSmyth 新グリズムの性能評価 (田中 壱/国立天文台ハワイ観測所)PDF
9:20 ULTIMATE WFIの概念設計 (本原 顕太郎/国立天文台先端技術センター)PDF
9:40 ULTIMATE-START: すばる望遠鏡レーザートモグラフィー補償光学の開発 (寺尾 航暉/東北大学)PDF
10:00 ULTIMATE-SUBARU:MBSEを用いたシステム仕様の策定 (大野 良人/国立天文台)PDF
セッション2:目的特化型・中型小型計画:大学の取り組み
*系外惑星プロジェクト
10:20 ハビタブル系外惑星探査に向けたコロナグラフ試験機の構築 (村上 尚史/北海道大学)PDF
11:00 休憩
11:15 近赤外広視野重力マイクロレンズサーベイ望遠鏡PRIMEの開発 (宮崎 翔太/大阪大学)PDF
11:55 MuSCATシリーズによる系外惑星観測+α (成田 憲保/東京大学)
12:35 昼休み
セッション4:大学での研究開発活動
*学生研究紹介
13:30 SLMを用いたダークホール技術に関する研究:計算機シミュレーション (米田 謙太/北海道大学)PDF
13:50 光渦を利用した高感度波面センシング法の開発 (須藤 星路/北海道大学)PDF
14:10 複屈折結晶を用いた極限補償光学用波面センサ (津久井 遼/京都大学)PDF
14:30 シャックハルトマンセンサによる大気乱流高度分布の推定 (大金 原/東北大学)PDF
14:50 Shaped Pupil を用いたコロナグラフ (熊木 公亮/日本大学)PDF
15:00 休憩
15:10 光電子倍増管を利用した惑星雷発光観測装置の開発 (大野 辰遼/北海道大学)PDF
15:20 近赤外線面分光ユニットSWIMS-IFUの開発 (櫛引 洸佑/東京大学)PDF
15:30 学生へのコメント・討論・アンケート
セッション2:目的特化型・中型小型計画:大学の取り組み
*現在進行中のプロジェクトの技術
16:10 小型屈折型補償光学装置CRAOの開発 AOシミュレーションを用いた波面エラーバジェットの評価 (坂部 健太/京都産業大学)PDF
16:30 木曽 Tomo-e Gozen サーベイデータの HiPS による可視化 (瀧田 怜/東大天文センター)PDF
16:50 休憩
17:00 中間赤外線用AGPMコロナグラフの開発 (浅野 健太朗/東京大学)
17:20 NICE : Near Infrared Cross-dispersed Echelle spectrograph (高橋 英則/東京大学)PDF
17:40 低散乱軸外し望遠鏡と搭載光赤外高分散分光器による高コントラスト観測計画 (坂野井 健/東北大学)PDF
18:00 討論
坂野井健、秋山正幸、海老塚昇、尾崎 忍夫、片ざ 宏一、栗田光樹夫、菅井肇、高橋英則、松林和也、 早野裕、美濃和陽典、宮田隆志、本原顕太郎、吉田道利、和田 武彦
本ワークショップは国立天文台研究集会のサポートを受けて開催されます。