岡山将来計画ミーティング議論 (2010/9/22 @ 金沢大学) (A)この規模のものは大学でできるのではないか。何から何まで天文台におんぶに だっこ、というのは良くないのでは。 (B)3.8mは試験望遠鏡という位置づけだったはず。共同利用まで含めて担う ことはどこまで可能なのか? (A)当初から、時間の半分は共同利用、という約束だった。 (C)とはいえ、現在計画されている3.8mの装置は限られている。HIDESに 相当するようなものはない (A)HIDESをつなげられるのがいいかどうか。 (必要な場合競争的資金でやることをまず考えてはどうか。 (D)光赤外専門委員会で「優先順位」といったのはあくまでも天文台内。 もちろん全体としては大型も中小口径も重要ではないか。 (E)岡山がどういうふうに将来計画をたてるか、をユーザーでロードマップを 作らないとユーザーの委員会を立ち上げる必要があるのでは [サイト] (F)では具体的に、サイトはどうするのか?どのような需要があるのか?の議論を。 (G)現在東工大は2台。 (F)今後新たに使いたいという希望なかければ天文台が維持する必要はないのでは (H)岡山は東アジアでは晴天率がいい。モニターに向いていてサイトの魅力はある。 それを大学が持つと、どれくらい維持できるのか不安。 (I)京大は、国立天文台があるから岡山に3.8mを作ることにした。 その維持費を国立天文台からずっと手当てされるのであれば京大としては 問題ないがそれは難しいのでは? 京大が持つかどうかは大学の考え方にもよるが大学では執行部が 変わったら方針変更も生じうる。 私自身としては、京大に移管というのには否定的。 (J)もし国立天文台が撤退するのであれば、本館とか工場の一部の場所だけを 移管するのが良い。 それ以外は(返還時の手間を考えると)不要。 (G)東工大としてはあと10年保持して欲しい。インフラがあって、天気がいい 場所はなかなかない。一旦潰してしまうと次に作るのは大変。 (F)とはいえ、将来使用希望がないのに維持して欲しいと国立天文台に主張しうるか? (J)今需要はないけど、将来需要が出る可能性があるのであれば、 しばらくは保持してもらうというのはどうか。 188cmは共同利用が終わっても、ユーザーが使うというのはありうるし サイトを保持するのと共同利用を維持するのは別にして議論しないと。 土地をどうするのかを決めるのは、もう少し先送りしたほうがいい。 (F)とはいえポテンシャルとしてどのように使うのかはあるのか? (G)将来海外にもって行く望遠鏡のプロトタイプ試験にはいいとは思うのだが。 (F)とはいえ、過去10年間は東工大と京大3.8mだけなのだが。 (H)望遠鏡を置くにはお金がかかるので、小さい研究室ではむつかしい。 そういうところはあるものを使いたい。188cmがなくなったらやはりこまる。 [188cm望遠鏡の維持] (F)台長案は188cmは26年度まで、専門委員会では3.8mができるまで。 (K)共同利用は出来る範囲でやり続けてほしい。Varietyを確保するのが 学問のために重要 (A)3.8mができなければ、188cmを続けるのはありうるとは思う。 しかし、人員配置のこともある。 (G)scrap&buildはALMAでも同じことがあったのでは? 干渉計は? (J)共同利用終了後も技術がある人は有効利用していたのでは。 (F)そういうふうにするには、ユーザーからの強い希望がないといけない (L)逆にやめるとTMTの助けになるのか? (F)様々な要因の中でプラスになる場合も十分考えられる。 (M)共同利用を残すと、TMTに逆風になるのか? (N)岡山を維持するのはお金の問題ではない。どれくらいボトムアップで 必要性があるのかが決め手 [観測装置] (F)今HIDES, ISLE, KOOLSがある。このうちどれくらいが3.8mにいけるのか? (N)KOOLSは初期段階で面分光装置として使えるだろう。 [サイエンスの継続] (H)高分散分光を188cmで長く使うというのはいいのでは。 3.8mに高分散分光をつけるのもいいが、188cm+HIDESの需要はあるだろう。 (O)今の岡山ユーザーは半分くらいが系外惑星のグループ。そのサイエンスは 継続性が重要で、意義が高い。 ただ、それだけの人のために共同利用、というわけにはいかないだろう。 一方、ユーザー層はTMTとは必ずしも重ならないので、そこで188cmを ある程度維持して運用する、というのはできないだろうか? (F)教育という観点も重要だ [Free Talk] (E)現在の岡山の研究以外のactivityは? (D)188cmがなくなるとはいえ、3.8mに接続するのが前提なので、そこまで極端ではない (E)というか、188cmでないとだめなactivity。 (J)京都の計画は教育・研究・開発がもともとはいっている。 なので、まさにそういうことをやろうとしている。 (F)基本的な考え方は光赤外専門委員会の答申案。それにプラスαがあれば (L)個人的には、188cmを使うぐらいならKPNO2mつかってしまう。 晴天率もいいし、そんなに倍率が高くない とはいえ、4mクラスは世界的に使いにくいので、魅力がある。 (P)今のままだと運営委員長が提示したようなシナリオが考えられるが、それでいいのか? (E)とはいえ、ユーザーベースで188cmの維持は難しいのでは。科研費とかでは10年の 運用はできない (F)東北大でも教育で使うことがある。学部・M1の学生に観測経験をさせるにはいい 3.8mでも可能だが、より競争的になる (C)開発、という面で見るとコンソーシアムでは難しいのでは? (F)京大の観測装置の開発は岡山を念頭に置いているのか、京都? (I)岡山に工場や開発グループがある、というのは3.8mの場所として選んだ理由のひとつ (F)では、国立天文台が開発グループを維持して欲しいということだが、それだけでは 国立天文台が京大のために働くことになる。 京大以外の利用希望はないのか? (G)岡山がなければ東工大の望遠鏡はできなかった (B)実際問題、コンソーシアムで188cmの維持は可能なのか?とくに再蒸着とか。 (Q)堂平は最後は共同利用だった。コンソーシアムで維持したわけではない。 (B)逆に、コンソーシアムで維持すると、人を付けないといけない (H)コンソーシアムで運用されているものはあるのか? (F)光赤天連によせられたコメントで、Mt.Wilson 2.5mの運用モデルがある。NPO運営。 (R)NSFから1.4M$の競争的資金をとって運用している。あとdonation。 (F)188cmの最低限の運用資金は? (K)やはり日本の光赤外コミュニティが持っている望遠鏡はまだ足りない。 まだ閉める話は時期早尚ではないか。 ユーザーが冷静に考えて欲しい。 (A)国内の他の望遠鏡で足りないのかが知りたい。 (F)どうアクションをとるのか。取りまとめをする人はいないのか? 光赤外専門委員中心にとりまとめるか? 以上