------------------------------------------------------------------------ 新生SPICAタスクフォースのミーティングメモ 日時: 2014年3月17日(月) 16:00-17:00 出席者:秋山(東北大)、宮田(三鷹)、佐藤(東工大)、    栗田(京大)、伊藤(西はりま)、川端(広大)、松原(Skype)、    芝井(阪大)、市川(東北大) メモ:岩室、野上(京大) ------------------------------------------------------------------------ SPICAの状況の概要  資料説明(松原)  「新生SPICAタスクフォースに期待する役割について」 松原:SPICA タスクフォース 2008年11月に立ち上がった 光赤天連内の組織 ミッション要求書の制定 焦点面観測装置の公募と審査 国際審査(2年半程度かかった) 芝井さんのもと、新しい枠組みでSPICAが再スタートを切ったので、タスクフォースも新たに立ち上げたい 市川:SPICA が光赤外のコミュニティで強く支持されていることを 宇宙研シンポなどでアピールし、インパクトはあったと考えている SPICA と光赤天連間をつなぐパイプの役割を果たした これからもパイプの役割は大事 松原:(新生タスクフォースの役割) A.Science Advisory Committee 的な役割を期待したい 特にコミュニティとしての評価を期待したい M4 の公募が6月以降にあるが、ここにプロポーザルを出す 並行してミッション要求書の改訂が必要 ESA のイエローブックとの整合性を取り、最終的なレッドブックにつなげる ミッション要求書の位置づけの説明:コロナグラフは搭載されないことになるので、SPICA の目標が少し変更になる 系外惑星の分光が削除となる 川端:新生タスクフォースの位置づけはあまり変わりなくて、 コミュニティから SPICA に対するサポートを考えての提案としてよいか 松原:すばるの SAC は国立天文台内にあるが、SPICA タスクフォースは 光赤天連内にあるので、これまで通り宇宙研とは独立に動いてもらうほうがいい 松原:(新生タスクフォースの役割続き) B.日本の観測装置の評価と選定 資金等リソースの制約の中で策定された装置仕様を、コミュニティの視点で評価してほしい 観測装置(日本焦点面装置)コンソーシアムを複数の大学で構成し、大プロジェクトと 大学との関わり方の1つの例としたい 芝井:日本側の予算が通らなかったので、予算を抑える必要があり現在の状況となった 宇宙研の体制では小さすぎるので、コンソーシアムを作って多くの機関の協力が必要 コロナグラフに関しては、何らかの代替案を検討中 松原:チーム内では、観測装置に関する議論は収束しつつあるが、 コミュニティとの議論が今までかけており、開発体制や資金面の問題も含めて議論をする必要がある スケジュール的には3月末までに装置の概要を決めないといけない 松原:(新生タスクフォースの役割続き) C.観測研究計画の評価および選定 これまでのタスクフォースでは、この段階になる前に現在の状況になった 新生タスクフォースには是非お願いしたい 国立天文台と宇宙研の間で SPICA データセンターを作り協力体制を取りたい 光赤天連内の他の計画とのシナジーの検討も必要   松原:新生タスクフォースの役割をまとめると、 A.サイエンス・アドバイザリー B.日本の観測装置の評価と選定 C.観測計画の評価・選定 D.より広い見地で意見を述べる 人選をどうするか、自薦か他薦か? 宇宙科学研究所に置かれたサイエンス Task Force との関係 14名の日本人が参加 SPICA TF (稲谷副所長リード)は衛星システムの検討を3月中旬までに進めているところで、サイエンス TF とは関係ない 川端:他にも新生タスクフォースに求める役割があるか 宮田:3月末までに決めないといけないという状況の中で、新生タスクフォースは 寄与できないが、どういう役割なのか 松原:予算を取ってこないといけないので、とりあえず先行して議論を進め、 その後の議論で修正する M4 は多分来年1~2月だろう そこで第一選抜が行われるが、そこで残れば ESA で本格的な検討が始まる 日本だけが先に走っても ESA が議論が立ち上がらなければ進まない 2015年度に1年程度かけて色々な検討が行われるので、それまでに日本としての 検討を進めておきたい この段階ではサイエンス検討がとりわけ重要 最終選抜は2017年度 秋山:SPICA 日本側体制の図で、所リードのサイエンスTFは長期的にはどのような役割を想定しているのか 松原:現在の目標は M4 プロポーザルをまとめること 芝井:まとめたところで解散になると思う 松原:個人的には宇宙研の中に SPICA SAC として残って欲しいと考えている 秋山:光赤天連で作ろうとしている新生タスクフォースと所リードのサイエンスTFとの関係は よく議論しないといけない 松原:その通り 川端:サイエンスTFは既に先行して進んでいる 松原:河野氏はこれまでのタスクフォースと現サイエンスTFの両方に含まれている 川端:今日は情報量が多すぎて決められないので、方向性を決めて総会時に報告したい 松原:現在は時間がないので、コミュニティのフィードバックなしで走るしかない しばらくは報告のみという形で進めるしかない 川端:情報開示して、適当なタイミングで広く意見を集めるという形になるのか 松原:松原:宇宙科学研究所のロードマップに関して、コミュニティからの意見を集めることになっているが、SPICA に関しても GOPIRA 内で広\\ く意見を集めたい 川端:タスクフォースの役割は1つではないので、とりあえず動いてみるしかないということ だと思うが、全て新しいメンバーで進めるのは難しいかとも思う 松原:光赤天連の総会では、タスクフォースを新しく設置するということだけ 報告して承認を取ってはどうか 細かいことは、総会が終わってから議論をしてどのようにタスクフォースを 立ち上げるか議論したい 川端:松原さんからの提案通りで進めて良いか 特に異論なし 川端:総会終了後に意見交換したいので、委員の方は総会後に残って下さい 宮田:学会の時には、学会の方の仕事もあるので参加できないが、日を改めて ちゃんとまた相談してはどうか 川端:行程をまとめるのはメールで行い、必要であればまたTV会議をする予定