SPICAタスクフォースプレ会議 議事録 日時: 2014/10/30(木) 11:00-12:10 場所: TV会議+skype併用によるリモート会議 参加者:  タスクフォース委員: 小山佑世、竹内努、長尾透、野村英子、             本田充彦、松田有一、宮田隆志  光赤天連運営委員会: 川端弘治、松原英雄      SPICAチーム: 芝井広、(松原英雄) 1. 挨拶・主旨説明(川端) 2. SPICAの現況(芝井) ※資料あり  SPICAは政府系機関でも高い評価だったが、震災以降、宇宙科学ロードマップが  大きく変更 → 欧州の比率を高めたPLAN-B へ → 2014年6月頃、欧州の財政が  厳しくさらに見直しが行われ、PLAN-Dとなった。  日欧のSPICAチームで急ピッチで検討が進められつつあり、この11-12月には8回の  ミーティングが予定されている。来年3月に日欧合同で態度を決める。  これで行くと決まった場合、次のCosmic Vision M5へ応募する想定。  SPICA推進体制について。サイエンススタディチームがあり、lead scientist  として日本から山田、河野、長尾、山本各氏が参加している。  ESA側の寄与が大きくなってきているが、日本は以前から技術検討などで実績があり、  全体としては、日欧半々の寄与というところ。  欧州側で太陽系外惑星transit分光観測EChOチームがSPEChOとして入ってきている  ので、併せて検討するべきだろう。  SPEChOは、SPICA全体に負荷がかかることが無い程度のコンパクトな観測装置を  提供しつつJWSTを凌ぐ重要なサイエンスを行うというもの 4. 委員長の互選(小山委員退席が迫ったため順序を変えた)  長尾委員が委員長に選出され、挨拶があった。  また、委員会の活動をサポートする幹事として小山委員が選出された。 3. SPICAタスクフォース(STF)の役割(川端)※資料あり  6月頃にスコープが変わり、役割も少し変化した。  10-15年後に取り組むサイエンスに照らし、SPICAの果たすべき役割と装置仕様の  策定にコミュニティの視点から支援することが役割。  活動期間〜任期は来年3月末がめど  役割の詳細な詰め・具体化は今後の会議で。  Q: 宇電懇にはタスクフォースがあるのか  C: ない。これまで宇電懇には説明してこなかった。  C: 役割に書かれているコミュニティとは必ずしも光赤外に閉じていないだろう。  C: このSTFを通じて宇電懇など周辺のコミュニティの意見を入れていくのもwelcome  C: 2.のSPICAチームからのサイエンスと、3.のSTFからのサイエンス検討報告とは   重複しそうなので、棲み分けの協議が必要では。  C: SPICAチームからのサイエンスの話は基本的に短くする  C: STF内の検討状況をSPICAチームに流して共有しつつ、11/19の会議を利用して   すり合わせる方針で。  Q: これまでのサイエンス検討の情報を展開してもらえるか?  C: これまで、様々な検討グループによるサイエンス検討があって散逸している感じ   もあるが、日欧の検討をほぼ網羅するようなものはあるか。  A: 5月に日本語でまとめたもの(MDR; 100pagesほど)があるが、その後スコープに   変更があり、別のまとめもある。それらの差分を見ていけばカバーできるのでは?  C: SPEChOの情報はないか?  A: まとまったものはないが、Giovanna Tinetti のプレゼンなら渡せる。  C: 惑星科学会が主になって先月、神戸で研究会が行われた。プログラムはウェブ   にあり、ログインできる人ならスライドも取ってこれる。  C: ESAの技術検討でSPICAの口径がかなり小さくなった場合は、仕切り直して戦略的   中型に応募することになる可能性もある 5. 今後の活動について(長尾)  11/26のシンポジウムに向け、前倒しで進めていかないとならない。  各タスクフォース委員から11/19の会議で具体的に課題を展開するという宿題を設定  したい。これまでの検討資料がSPICAチームから時機に出てくるのでそれを参考に。   松田委員と小山委員が遠方宇宙を担当   宮田委員と竹内委員が星間物質・近傍銀河を担当   本田委員と野村委員が星・惑星系形成を担当  Q: 各委員がSPICAチームにコンタクトしたい場合は誰が窓口になるのか?  A: 小山委員とSPICAチーム側は松原が窓口ということで  Q: 11/26の後のシンポジウムの予定はあるのか。  A: 公開シンポジウムは特に予定していない。  C: STFでの実体ミーティングは適宜進める。遠来の委員の旅費は宇宙研が支援。