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●趣旨
今年度のUMも、現在の運用・研究活動、将来計画(短期、長期)にわけて発表、
討論を行います。
- 現在の研究活動
昨年までは、ビジネスセッションと将来計画に重点がおかれたため、研究発表の時間が十分にとれませんでした。今年は、UM本来の姿にもどり、研究発表の時間を多くとります。
- 将来計画(短期)
昨年のUMにおいて、OAOより観測所プロジェクトとして「広視野近赤外線カメラにより銀河面モニタ」計画が提案されました。この提案には、現在共同利用に供している91cm反射望遠鏡をプロジェクト専用に割り当てる内容が盛り込まれています。また、現在三鷹にある赤外シミュレータを岡山に移設して利用する計画が、OAOと広島大学のそれぞれより提案されました。これは、シミュレータとしての機能は維持しつつ、大学における研究・教育活動の新拠点として活用するのが目的です。今年度のUMでは、両計画につい関心をお持ちの各位の意見を広く求め、今後の両施設の利用方針を決定したいと思います。
- 将来計画(長期)
昨年のUMにおいては、岡山新天文台計画の進捗状況等の紹介後、新中口径望遠鏡を用いたサイエンスについてより広く多くの研究者からの提案がなされ期待が語られました。また、国立天文台からも岡山観測所を国内における観測・教育・開発の中核施設として強化発展させ、大学/大学連合への観測所の移管も視野に入れた具体化の検討に着手することが示されました。さらに、大学連合による運用についても総合的な討論が行われました。UM以降、京都大学とOAOは共同で中口径新望遠鏡の具現化にむけて技術的課題等の検討を積み重ねてきました。今年のUMでは、望遠鏡の新デザインの紹介、サブテレスコープを含む全体計画とその運用に向けての議論を主に行いたいと思います。
世話人:柳澤顕史(国立天文台)、太田耕二(京都大学)
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