OHS/CISCO
装置責任者 | : | 舞原 俊憲 |
サポートサイエンティスト | : | 青木 賢太郎 |
チームメンバー | : | 岩室 史英 (機械系・光学系) |
本原 顕太郎 (回路系・ソフトウェア) |
その他、一般企業に就職した京大院生数名により開発。
CISCO : 1998年夏完成、2000年春公開
OHS: 2000年春完成、2001年春公開
年度 | 経費(万円) | 主要項目 |
1995 | 3,250 | 機械設計、CISCO dewar、光学系、検出器、回路部品 |
1996 | 2,200 | CISCO dewar、光学系、回路部品、フィルター |
1997 | 約12,000 | OHS機械部、1.3m鏡、光学系、回路部品、計算機、輸送費 |
1998 | ||
1999 | ||
2000 | 600 | 計算機、メンテナンス、ファイバー多天体モード関連 |
2001 | 150 | メンテナンス、ファイバー多天体モード関連 |
2002 | 150 | メンテナンス、ファイバー多天体モード関連 |
総計 | 18,350 |
今後は年間100万円程度の維持費が必要。
モード
CISCO撮像 | : | 長波長側(H,K',K バンド)では目標性能を達成したが、短波長側(z,J バンド)では検出器の効率が目標値の半分前後。 |
狭い帯域フィルターは N204,N212,N224 に関しては問題ないが N215 ではフリンジが出る。 | ||
CISCO分光 | : | JH グリズム分光、K グリズム分光では目標性能をほぼ達成したが、zJグリズム分光では検出器の効率が目標値の半分前後。 |
OHS分光 | : | JH 分光で 1mag以上のゲインが得られ、目標性能達成。 |
オプション的な開発の可能性を考えていた OHS zJ 分光モードは、検出器の効率が悪かったため断念。原理的には夜光マスクさえ作り直して交換すれば立ち上げ可能であるが、最も暗い天体の分光を目指す OHS の特性を十分に発揮できない。
装置マニュアル(和文・英文)も完成しており、現在、ほぼ全ての作業をサポートサイエンティストが行なっている。事実上の引き渡しは完了したものと考えているが、不測のトラブルが発生した場合は開発者が支援する体制にある。
可能だが、遠方で明るい特殊な天体の選定には、発表されている情報だけでは限りがあり、独自の広域赤外サーベイ観測などのデータが必要であると考えられる。
もちろん OH 夜光除去機能。JH バンドでの continuum 分光性能は世界最高性能である。
S03A 期まで
OpenUse | 23件 (48夜) |
UH | 26件 (29夜) |
GT | 約10件 (25夜) |
約120夜
約50人
装置関係:
GT:
観測所時間等:
共同利用:
UH:
Archive:
Open-use:
GT:
GT 結果を用いてあと4本程度の論文を予定しています。
ファイバー多天体モードは、天体導入用 CCD コントロールボードの安定性の問題が解決次第、 持ち込み装置として 1夜の試験観測申請の手続きをしたいと考えています。