=================================================================          2010年 光赤天連シンポジウム    第1部「中小口径望遠鏡によるサイエンスとその運用の将来」   (1st circular) ================================================================= ● 日時: 2010年8月18日(水) 午後 ● 場所: 東京都三鷹市 国立天文台 解析研究棟 大セミナー室 ● 趣旨:   今年に入り、国立天文台では、これまで共同利用観測を提供してき  た岡山観測所の将来計画について検討が進められ、下記の方針が打ち  出されました。また、京大3.8m望遠鏡計画を始めとする、大学等によ  る中小口径望遠鏡の整備や、大学間の連携研究を進めるネットワーク  構想などが具体的に進みつつあり、数年後には、中小口径望遠鏡の運  用形態が大きく変わる可能性があります。   そこで光赤天連でも、5年後以降の中小口径望遠鏡で行うサイエンス  や教育を具体的にどのように進めてくのか、ユーザーの立場から議論  し、関係機関に意見を挙げていきたいと思います。これは、共同利用  観測施設としての岡山天体物理観測所の将来だけの問題ではなく、各  大学のもつ望遠鏡および大学間の連携の在り方、さらには大型の将来  計画などと密接につながる問題ですので、多くの方に御参加頂き、活  発な議論をお願いしたいと考えています。   ----------------------------------------------------------------  「岡山天体物理観測所の今後の運用方針(案)」  (国立天文台、掲載了承済)  1.京大3.8m望遠鏡が完成すると想定される平成26年度までは、岡    山天体物理観測所は現在の形態の共同利用(望遠鏡、観測装置、    データ解析環境を万全な状態で利用者に提供する)を維持する。    ただし、平成26年度までに技術系職員の定年退職等が予定され    ているので、具体的な維持体制は変更(契約職員の雇用への移行    など)の可能性がある。  2.京大望遠鏡の完成後、その年間観測時間の半分は、全国の関連研    究者からの公募の中から課題を選択し配分すること(共同利用運    用)を、国立天文台と京都大学は協定により合意するものとする。    共同利用運用の実務は国立天文台が行う。  3.平成27年度以降の岡山天体物理観測所の土地(借地)・建物と    望遠鏡・観測装置は、国立天文台の研究施設・設備としては継続    しない方向も含めて検討に入る。ただし、4.に示す財政的支援    のほか、職員の出向などによる人的支援も継続する。  4.今後の中小望遠鏡の運用支援のため、光赤外天文学分野での大学    間連携研究を特別経費として概算要求する。  ----------------------------------------------------------------    参加・講演申し込みや旅費支給の申請等については、7月に回覧予定の 2nd circularでご連絡します。なお、本シンポジムは岡山ユーザーズ  ミーティング(8月17,18日午前)の直後に開催されます。また、光赤  天連シンポジウム第2部「データ解析の新展開:最先端とアーカイヴ活  用」は、第1部に引き続いて 8月19,20日に開催されますが、第2部の  ご案内は別途送付させていただきました。 ● 議題:  1. 京都大学 3.8 m 望遠鏡を使った共同利用:装置や運用の見通し  2. 平成27年以降の岡山観測所と188 cm 望遠鏡について  3. 中小口径望遠鏡の運用とサイエンスの進め方:      大学間連携の具体的な内容と将来像など 世話人: 深川 美里(大阪大学) 黒田 大介(国立天文台) 岩室 史英 (京都大学) 長尾 透(愛媛大学) 神戸 栄治(国立天文台) 吉田 道利(広島大学) 佐藤 文衛(東京工業大学) 連絡先: gopira10_1@ioa.s.u-tokyo.ac.jp