すばる望遠鏡の望遠鏡時間 議論 C. VLTの装置交換、ALMA時代には考えた方がよいと思う。 C. 去年、公式ルートでVLTに問い合わせた。  相手も興味は示しているので、どのくらいの規模か更に問  い合わせてから反応がない。  (規模はKeck/Geminiに対するものと同じを想定)  コミュニティから要望があるならば交渉を続ける C. 意見が出ないが、ユーザーとしては今の仕組みにそこそこ  満足しているということか? C. Intensive の夜数拡大という話があるが反対意見はないのか? C. IntensiveとSSPの区別は何か?  反対意見はないが、両者の区別は明確にしておかないと後で  困るのでは? Q. SSPとintensive の違い、TAC/SACの見解はどうか? A. SSPの定義から明らかであろう。  SSPは新しい装置で日本コミュニティー単位というイメージ  に対して、intensive はユーザー単位のイメージ。 C. Intensive について  中小口径の役割として時間のかかるものを担ってきた。  すばるでintensive を行うのは新たな可能性があって良いが、  アイデアの数を確保するスロットとしてノーマル観測への影  響は少ない方がよい。 C. 午前のプレゼンからも一般観測をなくすということはないだ  ろう。  あとは程度問題か。 C. SACとして知りたいのはSSPの夜数(現在60夜上限)増やしてよ  いのか、増やすならどこまで増やしてよいのかということ  一般枠の倍率がどの位に保たれるべきとかあるか? Q. 夜数の配分はどうなっているのか。  プログラム当たりの夜数 - 採択数を調べて、これからのト  レンドや発展途上具合等がわかる?  このようなことを調べたりはしていないのか? A. やっていないと思う。 Q. 逆に、岡山はどうなのか? A. 実はしていないが、是非やってみたいと思っている。  すばるは一日の観測で結果が出ることも多いが、岡山は数夜/  プログラムなので、余り傾向は見られないかも C. HSCはコミュニティを取り入れて多種多様なサイエンスをしたい。  HSCのSSPが始まるとimaging survey をしている人がopen  useに提案しなくなるのではないか?  (ある意味open use の時間が吸い上げられる?)  似た様な提案が提出されたら、サイエンスが強くないと落と  す、或いはSSPが走っている間はpriorityを下げる、などを  すればバランスが取れる?  SSPメンバー出ない人にはSSPの枠組みで吸収できそうなら  紹介などはどうか? C. そうなるとcall for で明示し、仕組みに変える必要がある  のではないか?  そうなるとかなりの影響がでてくるのでは? C. 今のような仕組みは既に出来上がっているかもしれない。  レフェリーがSSPを反映して点をつけて良いことになっている。  SSPメンバーでなくても点に反映され、採択されないプログ  ラムもある。  今の共同利用の倍率は高すぎるので、これ以上倍率が上がる  のには反対。  Intensiveプログラムが他のnormalプログラム複数分の価値  があるように見えない。  SSPも練られているとは思わない  Normalで落ちたプログラムの方がよいという印象がある。 C. SSPをどうするかは常に考えてフィードバックをかけていく  ものなので、ある時に決まったことが固定されるものではない。  なので、常に活発に意見をすることが重要。 C. 大学院生、どうか? Q. intensive 1件で20夜、つまりnormal(2,3夜)×  6,7件分の価値のあるプログラムがないというのは本当なのか? A. これまでの経験では、個人的には価値があるように思えない。  レフェリーは評価の時にnormalと相対評価をしていないのか? C. 個人の体験からだが、評価時に夜数のコストパフォーマンス  という視点はなかった。  だいたいレフェリーはサイエンスを見て評価し、コストパ  フォーマンスは見ていないのでは?  どちらにしても、一つのベクトルしかないと偏るので注意が  必要だ。  ある程度TACに委ねるのがよいと思う。 C. 審査プロセスの話に移りましょう。  例えば駆り採択後にチーム再編成とかありましたが? C. 山田さんにコメントしたい。  審査プロセスについて、SACをしていてFMOSのSSP審査で感じ  たのは、SSPはすばるのロードマップを見据えたものの筈だ  が、FMOS審査では結局観測所やSACが余り主導権を握ってい  なかった。  見識者とレフェリーに丸投げだった印象で、レフェリーは外  国の方だった。  外国の方が日本のサーベイを審査するにはおかしいのでは?  観測所やSACがもう少しビジョンを持つべきだと思う。  もっとリーダーシップを。 C. All Japanを考えると、国内で審査できる人がいない(大体  メンバーに入ってしまう)。  なので外国の方に頼んでしまうことになる。 C. FMOSの時にはSACでさえ半数以上審査できない状況だった。  メンバーは、案の決議に参加できない。  これは改善しないといけないのでは。 C. 高田さんの意見に賛成。  19人のレフェリーで、外国の方ばかりというのは、基本的に  SSPをやらせないという意志を感じざるを得ない。  がちがちに手堅く、確実にできるようなサイエンスしか残ら  なくなり、SSPという価値が無くなるのではないか?  レフェリーは必要だが、すばるは日本コミュニティのものな  ので、コミュニティが主体的に判断し、レフェリーがが反対  してもコミュニティが戦略的によしと思えばGoサインを出せ  る体制が必要なのではないか。  そもそもSSPを相対評価で行うのは変ではないか。  絶対評価で見るべきだと思う。 Q. そもそも1装置で1つのプログラムになった経緯は何か? A. 夜数で決まっている。  年間最大60夜なのでプログラム1件が妥当ではないかという  判断 Q. 複数年でみるともっと取れるのでは? A. 新しい装置は皆使いたがるので、複数のプログラムを取るな  らば1プログラム当たりの夜数を減らして配分するなどしな  いとnoramlプログラムを圧迫する。  (何がいいか分からないが)  SACで一度シミュレーションをして、すばるUMで発表した。  いまその時に上っていた問題が議論されている。 C. 現在SSPは1装置1件、年間60夜を想定しているがintensive  とSSPの間に夜数の格差が大きいのでは。  20夜はintensive にはおさまらないのでSSPに出さざるを得  ない。  FMOSの場合、相乗りをしたのは、どのサイエンスを見ても  60夜では収まらないからというのもある。 C. Intensiveが拡大して、融通がきけば解決できるのか C. 何夜まではintensive、何夜からはSSPという区別はあるか? C. 先ほどあったように主体がコミュニティかユーザかというも  のもある。  共同利用の夜数圧迫についての意見は?  サーベイ観測が増えるのは仕方がないのか? C. コミュニティの要求に応じて柔軟に決めれば良いと思う。  共同類用が多いとそちらに投入、サーベイが多いのであれば  そちらに投入、というように。  どういう要求が多いのはその時々であり、一概に上限を決め  るのは厳しい。 C. SSPにはすばるのビジョンがある。  TMTの事態時もすばるを存続させたい。  この辺はコミュニティ全体の意見を吸い上げたい。 C. SSPをどうするかについて議論するのが遅いのでは、という  印象。  FMOSのSSPがもう始まるのに夜数の件とか話し合うのは遅い  のではないか。  また、2年後のHSCに向けてどう割り当てるかがまだ決まって  いないのも遅いのではないか?  HSCのサイエンス目的はある程度決まっているのだから、今  の段階で早めに具体的にしておくべきではないか。 C. 現在SSPはSEEDSのみ。これから徐々に走っていく。  PFSの場合には、今の段階でコミュニティがこれぐらいの夜  数が確保できると分かっている方が外国の人と協力しやすい  今、夜数を決めることはできるのか? C. シンプルな問題ではなく、不定要素(スケジュールの遅れ、  装置の性能)が入る。  最初200夜約束し、それが後に達成できないこともある。その  場合どうするのか?  確実でない部分が多いのを認識してもらいたい。  FMOSに関するコメントについては、今回は仕方がないと思う。  最終的にマイナス要因はFMOSの感度の問題だった。目標値よ  り感度が悪かったのは原因でSSPが弱くなった。  戸谷さんのスライドにあった秋山さんのコメントが的を得て  いると思う。 C. 所定の性能が出ず、計画練り直しになることは分かる。  しかし、いま議論しているのは国際協力で約束すべきなとこ  ろ、日本で一番トップのところであって、間に合わないから、  ということで議論を遅らせるのは良くないのではないか? C. そこがすばるの辛いところで、別の装置もあるし、色々な分  野の多くのユーザーがいる。  競争率が高いし、融通がききにくいのも致し方ない。 C. PFSについては、外国の方にもサーベイ観測は、SSPの枠組み  でOKという条件で参加してもらっている。  複雑なSSPの状況を説明し、同意は得られている。 C. コミュニティがあるから大変なのはわかる。  しかし、SSPで決まった範囲内では、コミュニティとはある  程度切り離されているのではないか。  SSPを認めた夜数のなかで、最大限に活用できるようにしな  いといけないのではないか? C. SSPはまずサイエンスがあって、夜数を割り当てるもの。  夜数が決まっていて、その枠組みでサイエンスを行うもので  はない。 C. 案件が多いと、相対評価で選びやすいが、SSPでは基本的に1  つのプログラムをを主観的に審査するのが難しい。  必ず5年で300夜を与える、という方が圧迫するのではないか  と感じる。