日本学術会議 天文学・宇宙物理学分科会 委員長 海部宣男 様  推薦のご依頼をいただきました「天文学・宇宙物理学の中規模計画の検討」  につきまして、日本の光赤外線天文学・宇宙物理学の研究者の  連絡組織である光学赤外線天文連絡会(光赤天連)においてとりまとめを  行い、全会員に周知のもとに、以下に述べる6つの計画について  推薦させていただきます。    光赤天連では、最先端の技術と広い分野の努力を結集してあたる大型計画  と並ぶ重要な柱として、「明確な科学目的を持つ先鋭的な研究計画」  「大学を中心とする教育、人材育成、基礎開発研究」の推進を目指しています。  「すばる望遠鏡」「あかり衛星」などで開花した、日本の天文学研究、  光赤外分野の研究を持続的に発展させるため、今回推薦させていただく  計画は、いずれも、大きな意義と役割を担うと期待されます。  ご報告差し上げます 100億円以下規模の計画は、以下の通りです。        ・京都大学 3.8m 新技術望遠鏡計画(京都大,他)        ・東大アタカマ天文台(TAO)計画 (東京大)        ・Prime Focus Spectrograph 計画 (東京大,NAOJ)        ・すばる望遠鏡次世代補償光学システム計画 (NAOJ、東北大)        ・地球型系外惑星と生命の探査計画(NAOJ、他)        ・小型 JASMINE 計画 (NAOJ、JAXA、京都大)  詳細については、添付のエクセルファイルをご参照いただきますよう  お願いいたします。  1枚目のシートにはこれら6計画について、分科会より示唆いただいた  フォーマットに沿ってまとめさせていただいております。  背景色は、    基幹大学を中心とする望遠鏡計画    すばる望遠鏡の戦略的な次期・次世代装置計画    すばる・TMT 装置計画を中心とする特定分野の研究計画    スペース計画  を分類したものになっています。  また、2枚目のシートには、大型計画としてすでに分科会には   報告されております SPICA 計画、WISH 計画のアップデート  をまとめさせていただきました。  また、これらの計画のより全体的な描像、とりまとめを添付の  スライドにまとめましたので、併せてお送りいたします。  ご参照ください。  8月30日の分科会には      山田亨(東北大学 光赤天連運営委員長)      深川美里(大阪大学 光赤天連運営委員)  両名が参加させていただきます。  今回の推薦・報告について、説明させていただければと考えます。  よろしくお願いいたします。   2011年8月11日 光学赤外線天文連絡会 運営委員会 委員長 山田亨(東北大学)