日本のスペース光赤外プロジェクトのフラッグシップであるSPICAは、
昨年来の国際協力の枠組みの大幅な変更に伴い、打ち上げ時期や観測
装置の仕様が大きく変更されています。2008年にSPICAタスクフォー
スを設置し、2013年6月には声明を出すなどして、コミュニティの立
場から支援してきた光赤天連としては、これに伴う科学成果への影響
の評価に取り組み、今後15-20年のスペース光赤外天文学の発展のた
め、引き続きその支援に取り組んでいきたいと考えています。折しも、
宇宙研で次期戦略的中型計画の公募が近いうちに行われる見通しであ
り、光赤外分野ではWISHが応募を表明しています。この節目に開催す
る本シンポジウムでは、SPICAの評価に加え、次期スペース計画への
支援についての光赤天連の対応案についても議論したいと考えていま
す。経験豊富なシニアの方々から、15-20年後に活躍するであろう若
手の皆様まで、多くの方々のご参加と発言をお待ちしています。
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