セッション3:スペース班報告および関連状況 議論メモ 吉田道:提出したRFIはwebに載せるべきだと思う。 岩室:実は既に載せたが、議論次第では基に戻す。  http://gopira.jp/space_combine.pdf 谷口:SPICAが第一がコミュニティの総意、というのは本当か? 川端:昨年の光赤天連シンポジウムで議論があった。以前からの歴史がある。 谷口:WISHを選ばなかった宇宙理学委員会の見識を疑う 河合:宇宙理学委員会がWISHを選ばなかった重要な理由は、コミュニティの中の  位置づけがSPICA最優先だったから。 谷口:それならばコミュニティの責任になる 川端:この2年の間にSPICAが第一という流れを覆すようなことはなかった 大内:これまでの経緯をよく理解していないのだが、最初にSPICAを推薦すると  きにWISHははなかったのか?どこかでSPICAとWISHの選択をコミュニティに問  うたか?WISHが出てきた時にコミュニティの選択も変わる。状況も変わって  きている。 川端:今の展開を想定した議論はされてきていない。WISH前身のHOP計画が出て  きた時(2005年)では2010年代中頃の打ち上げ予定だった。その後、WISHの  議論が盛り上がった印象だが、当初は SPICA -> WISH という流れにあったと  思う。その後、SPICAが遅れたが、WISHとの関係は去年、中規模計画の公募が  あった初めて大きな話題として上った。なので議論の時間は短かった。  SPICA現状の変遷に関しても議論はなかった。WISHや他の計画については前回  の検討書には載っていない  (川端追記:セッション4の冒頭報告分)光赤天連は長らくTMTとSPICAを  将来の大型計画として支援してきた。SPICAは日本独自の冷却技術の継承という  流れも有しており、2013年にはSPICA推進の声明も出している。スペース工程表  の骨格は、昨年11月の光赤天連スペース計画シンポジウムで議論されて決まった。 山田亨:  一昨年頃から宇宙研の理学委員会で戦略的中型計画に対してどのようにコミュ  ニティとして対応するか議論が始まった。その中でスペース将来計画をまとめ  た。光赤天連で議論をする点  ・SPICAの状況変化に対してコミュニティがどう考えるか  ・SPICA以降の新しい計画をどのように扱うか  をコミュニティに議論するようにお願いした  実際は去年12月から2月でサイエンスを議論、今日に至る。  現状ではこれまでの総意としてRFIを宇宙研に提出、その結果としてSPICAを  優先方針が決まった。その意味でRFIはwebに載せるべき。 川端:  その他で何か議論すべき点はないか。 山田亨:  話が変わるが、昨日、学術会議、天文学・宇宙物理学分科会があった。マス  タープラン、中規模計画のとりまとめについて議論があった。  2017年にマスタープランを改訂することになっている。超大型計画については  今回はマイナーな改訂にとどまる可能性が高いが、いずれにしても、そのプラン  を学術会議が議論中。早くて12月に公募要領が出され、来年3月に締め切りとなる。  10月初めに各分科会から、改めて、光赤天連に説明・依頼を予定しているので  その際に検討してほしい。 山田良:  前回のマスタープランは2014年だったと思うが、その時には、小型科学衛星  は出さないということで小型JASMINEを出さなかった。今回は出して下さい、  との発言だと思うが、どのような区分けをしているのか? 山田亨:  全体のマスタープランを学術会議が決める。分科会としては、超大型計画には  マイナーチェンジに留めるべき、との意見だが学術会議全体ではまだ議論がある。  このような状況なので、今は断定して伝えられないが、10月初旬にあらためて  光赤天連にお願いしたい。そういう意味で、今回は現状報告とさせていただく。  10月初旬に、学術会議全体の方針が確定的でなければ、分科会としての意向を  連絡する予定。天文学・宇宙物理学分科会の光赤天連へのコンタクトは山田が  つとめる。 (敬称略) (記録係:森谷友由希 改訂:川端)