光学赤外線天文連絡会の皆様 明日昼から国立天文台・三鷹で開催する光赤天連シンポジウムのファイナル サーキュラーをお送り致します。 ポスター講演の一覧、TV会議の接続先IP、および懇親会費の情報を掲載して います。会員・非会員に関わらず参加可能ですので、宜しくお願いします。 世話人一同 ----------------------------------------------------------------- 2015年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム 「光赤外将来計画:報告書の最終取りまとめと長期戦略への布石」 ファイナルサーキュラー (2015/09/13発行) 日程・場所:  9月14日(月) 13:00 - 9月16日(水) 16:00頃  国立天文台 三鷹キャンパス すばる棟 大セミナー室 HP: http://gopira.jp/sym2015/ 開催趣旨:  光赤天連では、2年掛かりで10年ぶりの「光学赤外線天文分野将来計画  検討報告書」の改訂を鋭意進めており、いよいよ9月初旬には6章400ペ  ージ超からなる報告書原案の初版が上がり、今年度末には最終版を配  布する予定となっています。また、この1年間、光赤天連では特にスペ  ースミッションに関する議論が盛んに行われ、地上だけに留まること  なく、スペースからの観測を実現することが必須であること、そして  地上で活動してきたグループとスペースで活動してきたグループが手  を携えて、革新的な技術の獲得と人材育成を絶やさずに進めながら、  将来最重要と考える科学目標の達成を目指すべきであるということが  話し合われてきました。その中では、ポストTMT/すばる、ポストSPICA  といった長期的な戦略の議論の重要性も指摘されてきました。  今回のシンポジウムでは、2年掛かりで執筆を進めてきた将来計画検討  書について、各班からその現状を報告して頂くと共に、この1年間の周  辺状況の変化を踏まえつつ、全体の整合を図る等、最終とりまとめの  方針を具体的に議論することを目標に据えています。また、その中で、  スペース計画の工程表の改訂、国際協力のあり方、分野横断型プロジ  ェクトの推進、大学の役割と光赤外大学間連携、そして2030年代以降  の展望といった項目に関して討論するセッションを設けて、長期に亘  る全体計画のあり方についても考え、将来検討報告書の最終取りまと  めの一助にしたいと考えています。  皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。 プログラム: 9月14日(月) ◇ セッション1:イントロダクション・検討報告書編集委員会報告 【座長:栗田光樹夫】 13:00 開催主旨               川端弘治(広島大) 13:15 光赤外将来計画検討書:改訂の進捗   松原英雄(JAXA) ◇ セッション2:地上班報告および関連状況 【座長:栗田光樹夫】 13:40 概要                 土居守(東京大) 13:55 TMT                  臼田知史(国立天文台) 14:10  IRIS                 早野裕(国立天文台) 14:20  WFOS                 尾崎忍夫(国立天文台) 14:30 すばる将来計画            岩田生(国立天文台)*TV会議参加 14:40  ULTIMATE-Subaru           小山佑世(国立天文台) 14:50  PFS                 田村直之(東京大) 15:00 休憩 【座長:秋山正幸】 15:20 TAO                  宮田隆志(東京大) 15:40 京都大・岡山3.8m           長田哲也(京都大) 16:00 南極中口径望遠鏡計画         市川隆(東北大) 16:10 可視偏光サーベイSGMAP         吉田道利(広島大) 16:20 光赤外大学間連携の現況        関口和寛(国立天文台) 16:35 議論(17:30まで)      ---検討書の地上班のまとめ方、TMT時代のすばる、岡山の今後等 9月15日(火) ◇ セッショ 3:スペース續ヌ報告および関連状況 【座長:川端弘治】 10:00 概要                 松原英雄(JAXA) 10:15 SPICAの進行状況報告          芝井広(大阪大) 10:35 SPICAタスクフォース報告        長尾透(愛媛大) 10:45 WISH                 山田亨(東北大) 10:55 小型JASMINE計画            郷田直輝(国立天文台) 11:15 WFIRST                住貴宏(大阪大) 11:30 スペース工程表作成委員会報告     川端弘治(広島大)ほか同委員会委員 11:40 議論     ---検討書のスペース班のまとめ方、宇宙研の衛星計画等 12:15 昼食 ◇ セッション4:分野横断型プロジェクト 【座長:栗田光樹夫】 13:20 分野横断型プロジェクト専門委員会報告 川端弘治(広島大)ほか同委員会委員 13:30 HiZ-GUNDAM              米徳大輔(金沢大) 13:45 EXZIT                 松浦周二(関西学院大) 14:00 重力波対応天体            吉田道利(広島大) ◇ セッション5:サイエンス班報告 【座長:佐藤文衛】 14:15 サイエンス班班長           吉田道利(広島大) 14:30 宇宙論・構造形成           高田昌広(東京大) 14:45 巨大ブラックホールと活動銀河核    松岡良樹(国立天文台) 15:00 初代天体と再電離           大内正己(東京大) 15:15 銀河進化と構造形成          田中賢幸(国立天文台) 15:30 休憩 15:50 銀河系・近傍銀河の星形成と物質進化  石原大助(名古屋大) 16:05 銀河系・局所銀河群          青木和光(国立天文台) 16:20 星間物質               左近樹(東京大) 16:35 恒星物理               田中雅臣(国立天文台) 16:50 星(惑星系)形成           高見道弘(ASIAA)*TV会議参加 17:05 系外惑星               松尾太郎(京都大) 17:25 太陽系                津村耕司(東北大) 18:00 懇親会 9月16日(水) 10:00 ◇ セッション6:将来計画および検討報告書の最終とりまとめに  関する総合討論 【座長:川端弘治、松原英雄】 ・総合討論の主旨説明 ・2030年代以降の光赤外天文学~TMT中期以降、ポストすばる/SPICA  の方向性、および革新的観測技術のシーズ 10:10 SKA関係(仮題)            小林秀行(国立天文台) 10:30 Athena、及び日本のX線・γ線の衛星計画 松本浩典(名古屋大) 10:50 ハイパー望遠鏡-系外惑星の解像に向けて-                     馬場直志(室蘭工業大/北海道大) 11:10 JTPF関係(仮題)           小谷隆行(国立天文台) 11:30 討論  ---2030年代以降の天文・宇宙物理学が目指すべきテーマ 12:15 昼食 13:15 討論(続き) ・光赤外スペース計画工程表の改訂に関して  ---7/8光赤外スペース計画シンポジウムの紹介 ---衛星ミッション公募に対する光赤天連の考え方 ・海外のプロジェクトへの参画・協力 ・報告書の最終とりまとめに関して ・事務的連絡・調整 16:00頃 終了・解散 ポスター講演一覧:  1. 次世代観測装置用の新しい回折格子    海老塚昇(理研)  2. Discovery of A Break in the Exoplanet Mass Ratio Function   from the MOA-II Microlensing Survey   鈴木大介(ノートルダム大)  3. Subaru HSC survey optimized for optical transients                       冨永望(甲南大)  4. Hyper Suprime-Cam:CCDチップサイズ以上に広がった   近傍銀河のスカイ引き          田中幹人(東北大)  5. An Effective Selection Method for Low-Mass Active   Black Holes               諸隈智貴(東京大)  ※大セミナー室の前の廊下にポスターボードが設置されますので、空   いているボードに適宜、掲示してください。 懇親会について:  2日目の18時より三鷹キャンパス内の東大生協の食堂にて催します。  参加される方は、シンポジウムの受付にて懇親会費をお支払頂きます  ようお願いします。懇親会費は、学生2000円、教授・准教授クラス  4000円、それ以外の方3000円です。 TV会議接続について:  外部からTV会議で接続をご希望の方は、大セミナー室のTV会議システム  (IP: 133.40.2.247)へ接続して下さい。  講演スライドはTV会議の画面でご覧ください。  なお、外部から接続できる局数は6つに限られています。講演者がTV会  議を介して講演する場合は、その接続を優先させるため、調整させて  頂く場合がありますので、あらかじめご了承願います。  TV会議を介して講演される方は、講演の1時間前までを目安に、講演ス  ライドのファイルを世話人までメールでお送り頂けますよう、お願い  申し上げます。(送付先 gopirasympo15 -at- ml.hiroshima-u.ac.jp) 世話人:  青木 和光 (国立天文台)、秋山 正幸(東北大学)、川端 弘治 (広島大学)、  栗田 光樹夫(京都大学)、佐藤 文衛(東京工業大学)、松原 英雄 (JAXA)