光学赤外線天文連絡会、及び日本天文学会の皆様 9/26-28に国立天文台・三鷹で開催する光赤天連シンポジウムのセカンド サーキュラーをお送り致します。 参加申し込みフォームが末尾に付いています。 旅費・講演申し込みの締め切りは9月11日(日)の正午(JST)です。 締め切りまで時間が限られていますので、恐れ入りますが、参加される 皆様は忘れずにお申込み頂けますよう、お願い致します。 光赤天連シンポジウム世話人一同 ------------------------------------------- 2016年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム 「共同利用と大規模観測の調和」 セカンドサーキュラー (2016/08/30 発行) 日程・場所: 9月26日(月) 13:00 - 9月28日(水) 17:00頃 国立天文台 三鷹キャンパス すばる棟 大セミナー室 開催趣旨: ガリレオ=ガリレイが望遠鏡を天体に向けて以来、望遠鏡は常に大型化しつづ け、そのペースは100年で口径が4倍になるとも言われています。大型の望遠鏡は 建設や運用に多額の経費を要するため、天文学は「ビッグサイエンス」の一つと しても考えられています。また、このような大型望遠鏡を使った研究では、多く の研究者が一つのチームを作り、人類未踏の研究課題に挑戦するスタイルが取ら れることも多くなってきました。ビッグサイエンスは世界最先端の研究成果を目 指すものであり、国際的な協調も欠かせません。 一方で、天文学分野には「研究対象が無限にある」という特徴もあります。研究 対象の多様性は、研究スタイルに多様性をもたらすこともあります。このように 大規模で最先端の「ビッグサイエンス」と共同利用による多様な「スモールサイ エンス」が共存することが天文学分野の大きな魅力であると考える人もいること でしょう。しかしながら我々の持つ望遠鏡には限りがあります。 そこで、今年の光赤天連シンポジウムでは「共同利用と大規模観測の調和」とい うタイトルで開催します。すばる望遠鏡の国際運用や衛星計画とのシナジーなど の大規模観測について、またTMT計画などの大規模計画について議論を行いま す。引き続きこれらの議論を踏まえた上で「共同利用と大規模観測」や「大規模 観測と大規模観測」の間での整合性やバランスをいかにして取っていくか、意見 を交わしたいと考えています。 皆様の奮ってのご参加をお待ちしています。 プログラム(予定): 9月26日(月)13:00− ◇ セッション1:イントロダクション 開催趣旨 伊藤洋一(兵庫県立大) ◇ セッション2:TMTサイトのバックアッププラン 趣旨:TMTでは、引き続きマウナケア山頂を最適建設候補地として鋭意準備をす すめていますがマウナケア山頂での工事中断を受け、バックアップの建設候補地 の検討(プランB)を行っています。一部の方には既にタウンミーティングを通 してプランBについて意見を伺った状況です。そこで本セッションではTMTの現状 と代替候補地の紹介、およびタウンミーティングでの意見を報告し、以下の2点 について ・ハワイ以外の建設地でも日本はTMT計画に参加すべきか? ・プランBの場合、どのサイトを優先すべきか? コミュニティでの議論を深めたいと思います。全体での意見集約は これが最後になりますので、ぜひより多くの参加を期待いたします。 TMTプロジェクトおよびマウナケアの現状についての報告 臼田知史(国立天文台) TMTバックアッププランについてのまとめ 臼田知史(国立天文台) TMTバックアッププランによる科学的影響 柏川伸成(国立天文台) タウンミーティングにおける議論 青木和光 議論およびそのポイント 議論の背景説明  山田亨(JAXA)・議論の司会 伊藤洋一(兵庫県立大) 懇親会 9月27日(火)10:00− ◇ セッション3:すばるの国際運用に関して 趣旨:国際共同運用により、すばるの運用は大きく変化していくでしょう。望遠 鏡時間の変化、意思決定や将来計画も国際的な枠組みで議論し、決定されていく ことになるでしょう。コミュニティとして、すばるの将来の在り方について活発 な議論を期待します。 [すばる望遠鏡の今後の運用] すばる望遠鏡のこれから 有本信雄 (国立天文台ハワイ観測所) 運用の現状、今後の望遠鏡時間の見通し 岩田生 (国立天文台ハワイ観測所) PFS 田村直之 (東大カブリIPMU) ULTIMATE-Subaru 美濃和陽典、小山佑世 (国立天文台ハワイ観測所) 装置開発のこれから 高遠徳尚 (国立天文台ハワイ観測所) すばるでの非サーベイ型の観測 TBD [国際共同運用] 背景と交渉状況 有本信雄ほか (国立天文台ハワイ観測所) 国立天文台の提案 TBD SACでの議論から 柏川伸成 (国立天文台) (TBD) 質疑と議論 ◇ セッション4:すばると衛星計画との共同研究の可能性について 趣旨:2020年代には欧米の衛星が打ち上がり、すばるを取り巻く環境は変化する でしょう。特にWFIRST計画との共同研究のために2025年以降にすばる望遠鏡のま とまった夜数を確保できるか、コミュニティーとして約束できるか、を集中的に 議論する場を設けます。全体での意見集約は これが最後になりますので、ぜひより多くの参加を期待いたします。 経緯 高田昌広(Kavli IPMU) WFIRST衛星計画の概要 住貴宏(大阪大) WFIRST-すばるのシナジーについての contributed talks A TBD WFIRST-すばるのシナジーについての contributed talks B TBD WFIRST への参加:WFIRST - Subaru Synergistic Opservation(100晩程度)の提案 山田亨(JAXA) 質疑と議論 司会 土居守(東京大学) 9月28日(水)10:00−17:00ころ ◇ セッション5:共同利用と大規模計画 趣旨:すばる以外の野辺山45mなどの共同利用施設における大規模計画への移 行過程をサーベイし、2日目に議論されたテーマを考える材料とします。またTAO や京大3.8mの共同利用の受け皿の可能性について意見交換を行います。 UH/UKIRTの移行 伊藤洋一(兵庫県立大) 188cmの共同利用 泉浦秀行(国立天文台) 野辺山45mなどの共同利用 久野成夫(筑波大学) TAOの共同利用 TBD(東京大学) 京大3.8の共同利用 泉浦秀行(国立天文台) TMTの共同利用 柏川伸成(国立天文台) SPICAの共同利用 TBD 質疑と議論 TBD ◇ セッション6:総合討論 一般講演: 一般講演(口頭/ポスター)を受け付けます。ただ、セッションによっては口頭講 演を受け付けられる数が限られますので、ポスター講演に回って頂く可能性があ ることを予めご了承ください。希望者は、本メール末尾の参加参加申込フォーム でお申込み下さい。 旅費補助について : 今年のシンポジウムは例年と異なり光赤天連の積立金を財源として、希望者に旅 費補助を行う予定です。財源に限りがありますので、できるだけ自己負担でご参 加ください。補助希望者は旅費の根拠資料(運賃と宿泊費)とともに補助希望額 を事務局岩室史英(iwamuro@kusastro.kyoto-u.ac.jp)までお知らせください。 補助希望者は出張パックなどの利用にご協力ください。補助額は希望額を満たさ ない可能性があります。ご自身の研究費や運営費などで補てんして処理をお願い いたします。 宿泊について: 9/26, 27の2晩について国立天文台コスモス会館の宿泊部屋を一部確保しており、そち らの宿泊希望を受け付けます。希望者は参加申込フォームでお申込み下さい。部 屋数の限りがありますので、希望の添えない場合があることをあらかじめご容赦 下さい。それ以外の方は、各自で宿泊先を手配願います。 =============================================================== 光赤天連シンポ2016 参加申込フォーム 氏名: 職名(学年): 所属機関: E-mail: 講演希望: 有り:口頭  有り:ポスター  無し 講演希望ありの場合のタイトル: 講演希望ありの場合、希望するセッション: 懇親会(9/26夕)参加希望: 有り  無し コスモス会館宿泊希望 :  無し  有り(9月26日 9月27日)  (コスモス会館宿泊希望の方は宿泊希望日を残してください) その他(もしあれば): 申込書の送付先: gopirasympo16kusastro.kyoto-u.ac.jp ( は @)) 旅費・講演・コスモス会館申し込みの受け付け締め切りは 9月11日(日)の正午(日本時間)です。 =============================================================== 世話人: 宮田 隆志(東京大学) 柏川 伸成 (国立天文台)、 栗田 光樹夫(京都大学)、佐藤 文衛(東京工業大学)、 和田 武彦 (JAXA)、伊藤 洋一(兵庫県立大) 光赤天連HP: http://gopira.jp/