memo Session 5 discussion 全体議論  C. 質疑の中で、我が国が世界に誇れる独自の技術を持っていないと、お客さん扱いになる、    と言う発言があった。重点的にそこを伸ばす必要がある。  C. 各大学がやっていくか、天文台や宇宙研がリードして重点的にやるか。  C. そういう人材をどう育てていくか。  C. 宇宙研の方に、プロマネはいつから育てるものか? と聞いた。30代かららしい。  C. 未来の話は楽しいはずだが、暗い話が多い。それは我々が決定できないから。    SPICA然り。Decadalもアメリカ。すばるの使い方も他の人が決めるようになる。    人をもっと大量にWFIRSTに送り込むなどしないといけないのでは。お客さんを    脱するには人材育成が重要。ケックでcitationが多いのはスペースとの関連。    すばるとJWSTの連携とかできればよいが。  Q. SPICAの後に何もないのは、SPICAに遠慮しているのか、それとも誰も本当に何も    考えていないのか。WISHはもし機会があればと聞いているが。  A. WISHはWGが解散して終わった。しかし、サイエンスの重要性は依然高い。    2030年代以降にどうすべきかというリサーチグループを作りたいという希望はあるが、    進んでいない。  C. 忙しいと思うが、考え始めるのは今。luvoirとかに部分参加を考えるにしても、    国内独自ミッションも考える必要がある。  C. リソースとか現実的に考えると、独自のメガミッションは厳しいのでは。NASAが    考えているのものに乗るのは自然。メガミッションの場合、それらの中で使われる技術は    技術実証レベルの成熟した物が求められる。一方で、技術実証レベルの向上には、    小型衛星ミッションや地上望遠鏡での観測装置の技術開発が多いに貢献。そこは戦略を    持って臨むべき。一方、その際に技術的な観点のみから、将来のミッションを現時点で    制限する事は避けるべき。多くの将来ミッションの実現には流動性がある。むしろ、    技術だけでなくサイエンスにより焦点を充てた検討を実施すべき。日本で強化すべきは、    サイエンスチーム。特に、国際的なより大きなミッションに主体的に関わるのであれば、    サイエンスを国際的にリードする国際サイエンスチームの編成が不可欠。理論家、実験家    (流動性に対応するため)計画済みのミッションに関わるメンバーを幅広く含めて、    各分野、STDTに相当するものをなるべく日本人が積極的に参加する形で作り、    そのもとで柔軟に将来ミッションの検討を実施すべき。  Q. STDT的なというのは、今のNASAの計画に基づいたものをということか?  A. ある程度は。但し装置ありきではなくサイエンスに基づいた議論を行う事が重要。  C. ぜひやるべきだが、どうやるか。あまりゆっくり考える時間もない。例えば、    光赤天連運営委員会が、他のコミュニティも少し巻き込んで考えるとか。(  C. 既に、2020年代のサイエンス検討書などで、ある程度のそうした活動は実施されている。    但し、暗黙に装置在りきの視点でまとめられるのは望ましくなく、光赤外以外の    プロジェクトの進捗や成否やそれによってもたらされるサイエンスの動向を慎重に    踏まえて、よりサイエンスを重視したまとめ方を実施すべき。特に国際メガミッションを    主体的に牽引したり、部分的にでも主体的に参加したりするには、(逆説的では有るが)    日本が何の装置をやるかという視点で検討するのではなくて、そうした装置をデザインする    原動力となるとなる強い国際サイエンスコミュニティを立ち上げるにはどういう戦略を    取るべきかという視点での検討を実施するのが合理的。  C. 2020年代のサイエンスは、TMTとSPICAをサポートするためという印象。    海外ミッションに参加か、国内独自かを本当にサイエンスの点から考える委員会という    長尾さんの趣旨に賛成。  C. 「2020年代のサイエンス検討書」については、TMTとSPICAありきではなく、    ある程度、自由に考えてもらっていた。  C. 2030年代の検討書作成は来年からと思っていたが、先程の発言者は今からでもスタートを    切りたいようだ。  C. 20年委員会にもフィードバックしたいと思うと、来年では遅いだろう。  C. できるだけ早く検討を進めるのは大事。20年委員会は今年度にかけてとりまとめる。    波長の垣根を超えて。少なくとも光赤外コミュニティはどう考えいてるかが重要。それが    波長をこえていくのであればよい。一方、アメリカはDecadalサーベイへ向けた取組の    中でluvoirとかあって、それがでるとヨーロッパも引きずられていく。そのとき日本が    意図をもって進めていくには、少なくとも今年度には議論を始める必要がある。  C. 前回、理論屋もTMTやSPICAなどを想定して、できることを検討したと思う。どうせなら、    2050年代くらいを考えてもらって、そこから2030年代を考えてもらってはどうか。  C. 今後の学会の光赤天連総会で議論してはどうか。2030年代であればGDP的に上位のインド、    中国と手を組むことも検討してよいのでは。  C. 他の波長を合わせた議論が必要。  C. 2050年代の話をするのであればもう少し若い人を含めるべき。  C. 若者としては、キャリアパスがない。リスクの高い国と付き合うとか付き合わないとか、    自分の任期付きの立場では何も言えない。リスクの高い国と付き合うのであれば、もっと    上の立場の人がやって、それを手伝うとかいうのであればできるかも。  C. 20年委員会の締切があるので、そこへのインプットを目的として、光赤天連として考える。    STDTに参加するか、日本独自にするか、いずれにしてもサイエンスありきで、若い人に    入ってもらって考える。具体的には運営委員会でどう進めるかを考える。  C. キー技術のアイデンティファイ。これをどこでやるか。各大学でやるか、日本としてやるか。    光天連で議論するのか、他で議論するのか、を議論することも必要。