2019年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム 「2030年代を見据えて光赤天連のあり方を考える」 セカンドサーキュラー (2019/08/21発行) 日程・場所: 9月24日(火) 13時 - 9月26日(木) 16時頃 国立天文台・三鷹キャンパス すばる棟大セミナー室 開催趣旨: 今後限られた予算の中で天文プロジェクトを推進し実を得るためには、 各プロジェクトを有機的に結び付け戦略的に進めるためのビジョンを 共有することが必須である。昨今のプロジェクトの大型化や国際化を 鑑みると、コミュニティを超えた、あるいは天文学という枠組み自身を 超えたビジョンを持ち、相互理解を進めることも重要である。 光赤天連では、光赤外将来計画検討書「2020年代の光赤外線天文学」を 2016年に発行し、2018年には「20年後までのスペースミッションを考える ワーキンググループ」の検討報告を発表、そして現在、「2030年代将来計画 検討ワーキンググループ」を立ち上げ議論を続けている。また、2018年度 光赤天連シンポジウム「2030年代の光学赤外線天文学を考える -2018年秋-」 を開催しコミュニティーとしての意思をまとめつつ、「推薦委員会」による 議論を経て、学術会議マスタープラン2020への将来計画の推薦を行った。 さらに、すでに作成から5年を経た宇宙基本計画/工程表やJAXAの宇宙科学・ 探査ロードマップの大改訂も控えている。 このような状況の下、より強力・より機動的な将来計画を、コミュニティーが 主体的に責任を持って作り出していけるよう、継続的・組織的な将来計画策定の 枠組みを作ることの必要性が認識されてきた。 今回のシンポジウムでは2030年代にむけ、ポストTMT/すばる、ポストSPICAと いった長期的な戦略も含めた、光赤天連としての将来計画策定の枠組みについて 議論する。 プログラムの予定: 9月24日(火) 13:00- セッション1 : イントロダクション すばる及びTMTの現状:臼田知史 宇宙科学・探査ロードマップと今後の宇宙科学のすすめ方について:山田亨 SPICAについて:TBD 小型JASMINEについて:郷田直輝 大学望遠鏡の現状と将来(一般講演) 9月25日(水) セッション2 : 2030年代に向けた光赤外コミュニティーの戦略 「2030年代将来計画検討ワーキンググループ」検討結果報告:大内正己(WG代表) 国内外の宇宙科学探査ミッションの現状と将来へのビジョン:山田亨 将来計画(応募12件)の紹介 (昼休みにPI同士の交流会) 議論 - 若手はどうしたいか - 我々は何を知りたいか - 世界の大型計画への参画 - 日本独自の計画の立案 - どうやって実現していくか(お金・人的リソースのつぎ込み方、人材育成との関係) 懇親会@コスモス会館(予定) 9月26日(木) -16:00(予定) セッション3 : 光赤外分野の将来計画決定の枠組み 今後の光赤天連のこれまでと今後のあり方:和田武彦 近接する分野の将来計画決定の枠組み X線分野の将来策定の枠組み:寺田幸功(高宇連会長) 電波分野の将来策定の枠組み:TBD 太陽分野の将来計画:横山央明(太陽研連会長) 惑星分野の将来計画:倉本圭(MMX計画主任サイエンティスト) 議論 2030WGの継続についての議論 光赤天連のミッション再定義 一般講演: 口頭およびポスターによる一般講演を受け付けます。 プログラム案に示された各セッションの内容に直接関わる講演だけでなく、 様々な将来計画の報告などの講演申込をお待ちしております。 各大学望遠鏡の現状報告も一般講演での申込をお願いします。 なお、時間の都合上、口頭講演をご希望の場合であっても ポスターでの講演をお願いする場合がありえますのでご了承下さい。 申込方法は以下をご参照ください。 懇親会: 9/25(水)セッション終了後に国立天文台コスモス会館食堂にて 懇親会を行う予定です。参加を希望される方は申し込み時に あわせてご記入ください。 旅費補助・コスモス会館宿泊: 財源に限りはありますが、可能な範囲で旅費補助を行います。 また部屋数に限りがありますが、国立天文台コスモス会館の 宿泊部屋も確保しておりますので、希望者は申し込み時に あわせてご記入ください。 申込方法: https://forms.gle/BF6GX8wrDWFjZQ838 よりご登録ください. 締切: 8/30(金) 講演・懇親会・旅費補助・コスモス会館宿泊申込 9/12(木) 参加申込 世話人: 植村誠(広島大学)、柏川伸成(東京大学)、左近樹(東京大学)、 住貴宏(大阪大学)、長尾透(愛媛大学)、野上大作(京都大学)、 深川美里(国立天文台)、松田有一(国立天文台)、諸隈智貴(東京大学)、 和田武彦(ISAS/JAXA)