9月6日(月)から9月9日(木)の4日間、オンラインで開催する 光赤天連シンポジウム2021の final circular をお送りいたします。 プログラムが下記の通り決まりましたのでご確認下さい。 ただし、一部変更の可能性があります。 講演者の方で時間の調整が必要な方は早急に運営委員会 (gopira-board at gopira.jp)にご連絡ください。 参加のお申し込みは9月3日(金)正午までです。以下のフォームより ご登録をお願いします。 https://forms.gle/NTk1QwQaPDJ3nEtX7 (申し込まれたメールアドレスにzoomのアクセス先を送ります) 光赤天連会員以外の皆様の積極的なご参加とご議論を歓迎いたします。 議論の時間に取り上げるべき、あるいは取り上げてほしい項目が ありましたら、このフォームのご意見の欄にお書きください。 光赤天連シンポジウム世話人一同 ========== 2020年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム 「国際大型計画との関わり方を考える」 http://gopira.jp/ ファイナルサーキュラー (2020/09/01発行) 日程・場所: 9月6日(月) 10時 - 9月9日(木) 17時頃 Zoomでのオンライン開催 開催趣旨: 近年、天文学・宇宙物理学観測計画は大型化が顕著で、必然的に国際計画が 多くなっています。我が国が大型計画を実現するには国際パートナーが 必須という状況になりつつあり、日本主導、対等参加、あるいは 海外主導計画への部分参加が考えられます。本シンポジウムでは、 これまでの国際計画での経験や、それを踏まえて将来の計画を実現するために コミュニティーに期待することをレビューしていただいた上で、現在進行中、 あるいは計画立案中の国際計画を概観し、実現まで至らせるために 今後すべきことを議論する予定です。この議論では、我々の将来計画にも 大きな影響のある Astro2020 decadal survey の結果や JAXA の今後の 計画方針なども検討し、マスタープラン2023への重点大型計画の推薦に ついても合わせて議論します。 今年度のシンポジウムは以下の4セッションで構成されます。 セッション1: 国際計画での経験 それぞれのプロジェクトの立案段階、実現段階、運用段階で 行なわれてきたこと、問題となったことと克服の仕方、 そしてコミュニティーの役割と期待することをレビューして いただきます。 セッション2: 現在進行中の国際計画 現在推進されている各大型プロジェクトの現状と今後、 コミュニティーの協力や参画について期待することを レビューしていただきます。 セッション3: 将来計画 第1部: マスタープラン2023の重点大型計画への推薦 日本学術会議天文学・宇宙物理学分科会から依頼された 重点大型計画についての推薦に関して、各プロジェクトの レビューと光赤天連としての推薦について議論を行ないます。 第2部: 今後のスペース計画と地上計画 2030年代将来計画検討ワーキンググループで検討されている 地上計画とスペース計画に関連した、国内外での動きと 重要事項について、情報共有と議論を行ないます。 セッション4: 一般講演 セッション5: 総合討論 これまで紹介されてきた事項や議論されてきたことを踏まえ、 総合的な議論を行ないます。 プログラム 9/6(月) 09:45-10:00 趣旨説明(野上大作) セッション1: 国際計画での経験 10:00-10:40 初の外国設置施設となったすばる望遠鏡 (家正則) 10:40-11:20 SPICAでの経験と今後への教訓 (金田英宏) 11:20-12:00 ALMA Construction and Operations (井口聖) 13:30-14:20 IceCube宇宙ニュートリノ観測実験-日本グループの挫折と成功 (吉田滋) 14:20-15:00 KAGRA (大橋正健) 15:00-15:10 (休憩) 15:10-15:50 ひので:国際太陽天文台での経験から (清水敏文) 15:50-17:00 議論 ・推進団体としてのSPICAのまとめ(野上大作) ・今後の国際共同計画の進め方の課題1(野上大作) 9/7(火) セッション2: 現在進行中の国際計画 10:00-10:40 TMT (臼田知史) 10:40-11:20 すばるPFSと国際共同研究 (高田昌広) 11:20-12:00 Euclid衛星計画 (大栗真宗) 13:30-14:10 Roman(住貴宏) 14:10-14:50 JASMINEでの国際協力について (郷田直輝) 14:50-15:30 X線天文衛星Athenaについて (松本浩典) 15:30-15:40 (休憩) 15:40-16:20 Solar-C(EUVST):国際プロジェクトとしての立ち上げ (清水敏文) 16:20-17:00 議論 ・今後の国際共同計画の進め方の課題2(山田亨) 9/8(水) セッション3: 将来計画 第1部:マスタープラン2023の重点大型計画への推薦 09:30-09:50 MP2023の経緯と選定後の流れについて(野上大作) 09:50-10:10 重点大型計画への選定過程(大内正己) 10:10- 光赤外MP2023の10計画の紹介(各10分・質疑込) ・IPST (松浦周二) ・惑星科学、生命圏科学、および天文学に向けた 紫外線宇宙望遠鏡計画(LAPYUTA) (村上豪) ・Roman (住貴宏) ・ガンマ線バーストを用いた初期宇宙・極限時空探査計画 HiZ-GUNDAM (米徳大輔) ・GREX-PLUS (井上昭雄) ・JASMINE (郷田直輝) ・LUVOIR(住貴宏) ・Origins Space Telescopeの科学推進とハードウェア貢献(左近樹) ・HabEx(成田憲保) -11:50 ・TMT(臼田知史) 13:00-13:30 光赤天連会員からのフィードバックと評価結果案の紹介(大内正己) 13:30-14:45 議論 ・MP2023の推薦順位・評価(大内正己) ・光赤天連としての将来計画へ向けたヴィジョン(大内正己) 第2部:今後のスペース計画と地上計画 2-1 宇宙研との関わり 15:00-15:20 宇宙科学研究所の宇宙望遠鏡計画の枠組み:戦略的中型と 公募型小型に関する宇宙科所の方針とスケジュール(山田亨) 15:20-15:40 将来計画、MP2023 の議論から宇宙研への期待(松尾太郎) 15:40-16:10 宇宙研が拓く2030年代の宇宙科学 (國中均) 16:10-17:00 議論: 戦略的中型を狙えるミッションの創出に向けて(和田武彦) 9/9(木) 2-2 国立天文台との関わり 09:30-09:50 すばる2と2030年代のすばる (吉田道利) 09:50-10:10 ELT参加の取り組み (栗田光樹夫) 10:10-10:40 MP2023を踏まえての国立天文台への期待(秋山正幸) 10:40-11:10 国立天文台の今後10から20年のビジョン(常田佐久) 11:10-12:00 議論 ・地上計画のロードマップ (秋山正幸) セッション4: 一般講演 13:30-13:45 系外惑星赤外分光観測計画 Ariel への参入について (生駒大洋) 13:45-14:00 すばる次世代補償光学システム「ULTIMATE-Subaru」の現状報告 (小山佑世) 14:00-14:15 OISTERによる有機的連携の実現:第二期における5年間の活動報告 (山中雅之) セッション5: 総合討論(これまでで議論が収束しなかったものを含む) 14:25- ・データアーカイブWGの報告と議論(将来に向けた光赤外 天文観測データアーカイブのあり方への提言)(古澤久徳) ・月面天文台への関わり方(松田有一) ・光赤天連の将来計画ヴィジョンの議論まとめ(野上大作) -17:00 ・その他 ========================================== 世話人: 板由房(東北大学)、稲見華恵(広島大学)、大朝由美子(埼玉大学)、 住貴宏(大阪大学)、野上大作(京都大学)、深川美里(国立天文台)、 本田敏志(兵庫県立大学)、諸隈智貴(東京大学) 秋山正幸(東北大学) 大内正己(東京大学)、左近樹(東京大学)、鈴木尚孝(東京大学)、 津村耕司(東京都市大学)、長尾透(愛媛大学)、松尾太郎(名古屋大学)、 松田有一(国立天文台)、山田亨(宇宙航空研究開発機構) 光赤天連HP: http://gopira.jp/