光学赤外線天文連絡会会員 各位

9月6日(月)から9月8日(木)の4日間、オンラインで開催予定の
光赤天連シンポジウム2021のセカンドサーキュラーをお送りいたします。

各お申し込みの締切は
 8/27(金)正午 講演申込
 9/03(金)正午 参加申込
(申し込まれたメールアドレスにzoomのアクセス先を送ります)
となっておりますのでご注意ください。ご講演・ご参加のお申し込みは
https://forms.gle/NTk1QwQaPDJ3nEtX7
からお願いします。議論の時間に取り上げるべき、あるいは
取り上げてほしい項目がありましたら、このフォームのご意見の
欄にお書きください。

特に、光赤外分野にとらわれることなく、これからの研究を牽引する
若手の方の積極的なご参加と議論でのご意見表明を期待しています。

光赤天連シンポジウム世話人一同

==========
2020年度光学赤外線天文連絡会シンポジウム
「国際大型計画との関わり方を考える」

セカンドサーキュラー (2020/08/10発行)

日程・場所:
9月6日(月) 10時 - 9月9日(木) 17時頃
  Zoomでのオンライン開催

開催趣旨:
近年、天文学・宇宙物理学観測計画は大型化が顕著で、必然的に国際計画が
多くなっています。我が国が大型計画を実現するには国際パートナーが
必須という状況になりつつあり、日本主導、対等参加、あるいは
海外主導計画への部分参加が考えられます。本シンポジウムでは、
これまでの国際計画での経験や、それを踏まえて将来の計画を実現するために
コミュニティーに期待することをレビューしていただいた上で、現在進行中、
あるいは計画立案中の国際計画を概観し、実現まで至らせるために
今後すべきことを議論する予定です。この議論では、我々の将来計画にも
大きな影響のある Astro2020 decadal survey の結果や JAXA の今後の
計画方針なども検討し、マスタープラン2023への重点大型計画の推薦に
ついても合わせて議論します。

今年度のシンポジウムは以下の4セッションで構成されます。

セッション1: 国際計画での経験
  それぞれのプロジェクトの立案段階、実現段階、運用段階で
  行なわれてきたこと、問題となったことと克服の仕方、
  そしてコミュニティーの役割と期待することをレビューして
  いただきます。

セッション2: 現在進行中の国際計画
  現在推進されている各大型プロジェクトの現状と今後、
  コミュニティーの協力や参画について期待することを
  レビューしていただきます。

セッション3: 将来計画

第1部: マスタープラン2023の重点大型計画への推薦
  日本学術会議天文学・宇宙物理学分科会から依頼された
  重点大型計画についての推薦に関して、各プロジェクトの
  レビューと光赤天連としての推薦について議論を行ないます。

第2部: 今後のスペース計画と地上計画
  2030年代将来計画検討ワーキンググループで検討されている
  地上計画とスペース計画に関連した、国内外での動きと
  重要事項について、情報共有と議論を行ないます。

セッション4: 総合討論
  これまで紹介されてきた事項や議論されてきたことを踏まえ、
  総合的な議論を行ないます。

暫定プログラム(発表者は予定;講演の申込状況やAstro2020 Decadal Survey の結果などによって変更あり)
9/6(月)
セッション1: 国際計画での経験
10:00- すばる(家正則)
       SPICA(金田英宏)
-12:00 ALMA(井口聖)

13:00- IceCube(吉田滋)
       KAGRA(梶田隆章)
       ひので(清水敏文)
-17:00 議論

9/7(火)
セッション2: 現在進行中の国際計画
10:00- TMT(臼田知史)
       PFS(高田昌広)
-12:00 Euclid(大栗真宗)
13:00- Roman(住貴宏)
       JASMINE(郷田直輝)
       Athena(松本浩典)
       Solar-C(EUVST)(清水敏文)
-17:00 議論

9/8(水)
セッション3: 将来計画
第1部:マスタープラン2023の重点大型計画への推薦
09:30- MP2023の経緯と選定後の流れについて(野上大作)
       MP2023の選定過程について(大内正己)
       光赤外MP2023の10計画の紹介
        IPST(松浦周二)
        LAPYUTA (村上豪)
        Roman(住貴宏)
        HiZ-GUNDAM(米徳大輔)
        GREX-PLUS(井上昭雄)
        JASMINE(郷田直輝)
        LUVOIR(住貴宏)
        Origins(左近樹)
        HabEx(成田憲保)
-12:00  TMT(臼田知史)
13:00-  推薦WGの評価結果と会員からのフィードバックの紹介(大内正己)
-14:45  議論:MP2023の推薦順位・評価(大内正己)

第2部:今後のスペース計画と地上計画
2-1 スペース計画
15:00-  宇宙科学研究所の宇宙望遠鏡計画の枠組み:戦略的中型と
        公募型小型に関する宇宙科所の方針とスケジュール(山田亨)
        将来計画、MP2023 の議論から宇宙研への期待(未定)
        宇宙科学研究所の今後10から20年のビジョン(國中均)
-17:00  議論: 戦略的中型を狙えるミッションの創出に向けて(和田武彦)

9/9(木)
2-2 地上計画
09:00-  2020年代の運用と2030年代以降のSubaru (吉田道利)
        ELTの現状と日本の参加(栗田光樹夫)
        将来計画、MP2023 の議論から国立天文台への期待 (未定)
       (衛星計画を含めた)国立天文台の今後10から20年のビジョン(常田佐久)
-11:30  議論: 地上計画のロードマップ、2030年までに日本が開発すべき、
        地上計画に関係した技術の整理(秋山正幸)

セッション4: 総合討論
13:00-  討論の項目
     ・データアーカイブWGの報告と議論(古澤久徳)
     ・JAXAのミッション再定義
     ・SPICAの遺産を今後どう活かすか
     ・今後の大規模&中小規模計画を進めていくために
      -光赤天連と国立天文台・宇宙研との関係
      -中小規模計画の意義と光赤天連の関わり方
     ・将来計画検討委員会設置
-17:00  ・その他