2003年度光赤外将来計画シンポジウム
(光赤外将来計画検討会中間報告会・光天連シンポジウム)

日程:8月21日(木)午前9時 〜 8月22日(金)午後5時
場所:国立天文台(三鷹)解析研究棟、大セミナー室
主催:光学天文連絡会・国立天文台・光赤外将来計画検討会

●趣旨
 本シンポジウムは、約1日半を光学赤外線天文学将来計画検討会 中間報告会、約半日を光天連主催の将来計画セッションとし、全体 で2日間のシンポジウムとなっています。
 光学赤外線天文学将来計画検討会は光天連他での議論に基づき、 すばる望遠鏡やASTRO-Fに続く次世代の光赤外天文学ミッションを 検討する場として2003年1月に発足し、2003年度末までに検討を重ね、 将来構想を具体的に提案することを目指して活動を行っています。 全体会の下に、サイエンス検討班、次期地上望遠鏡検討班、スペース 望遠鏡検討班を設けて約半年間にわたり、集中的な検討を重ねてきま した。昨年の将来計画シンポジウムに引き続き、将来計画検討会 の中間報告会を下記の要領で開催し、関連分野の研究者の皆様と意見 交換を行いたいと存じます。
 光天連は光学赤外天文学に関心のある研究者の自主的組織であり、 将来計画検討会に比べ、光赤外のより広いコミュニティーという位置 づけになりますが、光天連将来計画セッションとして、大学基盤強化 を踏まえた中短期計画や共同利用研についての情報交換など、光赤外 コミュニティーの情報・意見交換の場を持ちたいと存じます。
世話人:土居 守(東京大学/光天連 doi@ioa.s.u-tokyo.ac.jp)
富田晃彦(和歌山大/光天連 atomita@center.wakayama-u.ac.jp)
家 正則(国立天文台/検討会全体代表  iye@naoj.org)
千葉柾司(東北大学/検討会サイエンス班 chiba@astr.tohoku.ac.jp)
田村元秀(国立天文台/検討会スペース班 hide@optik.mtk.nao.ac.jp)
高見英樹(国立天文台/検討会地上班 takami@subaru.naoj.org)

 
プログラム説明土居守 (東京大学)
 
I 光赤外将来計画検討会 中間報告会
 
イントロダクション家 正則 (国立天文台)
 
(1) サイエンス班中間報告[千葉]
サイエンス班イントロダクション千葉柾司(東北大学)
宇宙論杉山直(国立天文台)
銀河・銀河団、銀河形成児玉忠恭(国立天文台)
AGN・QSO和田桂一(国立天文台)
銀河系・局所宇宙千葉柾司(東北大学)
恒星茂山俊和(東京大学)
太陽系・惑星班小久保英一郎(国立天文台)
総合討論
 
(2) スペース班中間報告[田村]
SPICA中川貴雄・片ざ宏一(宇宙研)
JASMINE 郷田担当分/矢野担当分郷田直輝・矢野太平(国立天文台)
JTPF田村元秀(国立天文台)
「天か地か(深宇宙探査篇)」山田亨(国立天文台)
紫外線宇宙望遠鏡戎崎俊一 (理化学研究所)
総合討論
 
(3) 地上班中間報告[高見]
地上班検討状況の概況報告高見英樹(国立天文台)
地上班検討各論
 光学設計長島千恵(国立天文台)
 セグメント開発の動き家正則(国立天文台)
 京大の試み岩室史英(京都大学)
 名大の取り組み栗田光樹夫(名古屋大学)
 ELTのAO高見英樹(国立天文台)
 超大型望遠鏡開発私案佐々木敏由紀(国立天文台)
国際情勢についての私的コメント西村徹郎(国立天文台)
議論
 
(4) 将来計画総合討論[家・土居]
パネルディスカッションパネラー:千葉柾司・田村元秀・高見英樹 他
パネルディスカッションの議論


II 光天連将来計画セッション
 
セッションの説明富田晃彦(和歌山大学)
 
(1) すばるセッション [家]
すばる専門委員会家正則(国立天文台)
装置評価小委員会岩室史英(京都大学)
すばる装置更新と今後の運用方針について林正彦(国立天文台)
質疑・意見交換
 
(2) 法人化後の組織検討状況 [富田]
国立天文台法人化について(プロジェクト室制)高見英樹(国立天文台)
議論
宇宙航空研究開発機構(JAXA)〜特に宇宙科学研究について〜中川貴雄(宇宙研)
議論
 
(3) 大学の基盤強化 [富田]
天文学研究連絡委員会の特別議事録定金晃三(大教大)
大学の基盤強化 (1) 岡山新天文台グループ岩室史英(京都大学)
大学の基盤強化 (2) TAOグループ土居守(東京大学)
大学の基盤強化 (3) Z研グループ栗田光樹夫(名古屋大学)
大学の基盤強化 (4) 和歌山での試み尾久土正己(和歌山大学)
議論
光天連の今後の活動について、まとめ定金晃三(大教大)

Last Updated 2003/9/22
編集: 本原顕太郎、橘登志子(東京大学天文学教育研究センター)
kmotohara@ioa.s.u-tokyo.ac.jp