中小口径望遠鏡によるサイエンスとその運用の将来
今年に入り、国立天文台では、これまで共同利用観測を提供してきた岡山観測所の将来計画について検討が進められ、方針が打ち出されました。また、京大3.8m望遠鏡計画を始めとする、大学等による中小口径望遠鏡の整備や、大学間の連携研究を進めるネットワーク構想などが具体的に進みつつあり、数年後には、中小口径望遠鏡の運用形態が大きく変わる可能性があります。そこで光赤天連でも、5年後以降の中小口径望遠鏡で行うサイエンスや教育を具体的にどのように進めていくのか、ユーザーの立場から議論し、関係機関に意見を挙げていきたいと思います。これは、共同利用観測施設としての岡山天体物理観測所の将来だけの問題ではなく、各大学のもつ望遠鏡および大学間の連携の在り方、さらには大型の将来計画などと密接につながる問題ですので、多くの方に御参加頂き、活発な議論をお願いしたいと考えています。
2010年8月18日(水) 午後
0. はじめに |
|
13:00−13:05 |
趣旨説明 (PDF) |
神戸 栄治(国立天文台) |
|
|
|
1. 国立天文台の方針(案)について |
|
13:05−13:20 |
国立天文台の方針(案)について |
桜井 隆(国立天文台) |
|
質疑 (PDF) |
|
2-a. 京都大学 3.8 m 望遠鏡を使った共同利用:装置や運用の見通し |
13:20−13:30 |
3.8 m 望遠鏡の現状 (PDF) |
長田 哲也(京都大学) |
13:30−13:40 |
3.8 m 望遠鏡運用の見通し (PDF) |
太田 耕司(京都大学) |
13:40−13:50 |
高速分光装置 |
野上 大作(京都大学) |
13:50−14:00 |
面分光装置 (PPT) |
尾崎 忍夫(国立天文台) |
14:00−14:10 |
質疑 (PDF) |
|
|
2-b. 岡山観測所 188 cm 望遠鏡(HIDES)の継続的な運用の可能性について |
|
泉浦 秀行、神戸 栄治、柳澤 顕史(国立天文台)、佐藤 文衛(東京工業大学) |
14:10 |
継続運用の科学的な需要の見込み |
|
−14:40 |
188 cm 望遠鏡の省力化による継続運用の見通し (PDF) |
|
|
質疑 (PDF) |
|
|
|
|
2-c. 大学間連携 |
14:50−14:55 |
大学間連携これまでの経緯 (PDF)
教育関係共同利用拠点制度 (PDF) |
太田 耕司(京都大学) |
14:55−15:00 |
大学間連携について |
関口 和寛(国立天文台) |
15:00−15:15 |
質疑 (PDF) |
|
|
|
|
3. その他の話題 |
15:15−15:30 |
共同利用時間の教育に対する役割 (PDF) |
伊藤 洋一(神戸大学) |
|
質疑 (PDF) |
|
15:30−15:50 |
[ポスター紹介(3分講演)] |
|
|
東京大学アタカマ天文台 (PDF) |
本原 顕太郎(東京大学) |
|
木曽広視野カメラKWFCの開発 (PDF) |
加藤 拓也(東京大学) |
|
木曽広視野カメラ(KWFC)によるサイエンスと将来計画 (PDF) |
松永 典之(東京大学) |
|
ぐんま天文台150 cm望遠鏡を用いた観測 (PPT) |
橋本 修(ぐんま天文台) |
|
MOA 61cm 望遠鏡を用いたTransit Timing Variation (TTV) の観測 |
福井 暁彦(名古屋大学) |
|
中小口径望遠鏡による超新星観測 (PDF) |
冨永 望(甲南大学) |
|
クエーサー時間変動探査 − 観測提案 |
青木 賢太郎(国立天文台) |
|
|
|
|
(休憩、ポスターセッション) |
|
|
|
|
4. 議論 |
16:00 |
中小口径望遠鏡の運用に対するコメント |
水本 好彦(国立天文台) |
−17:00 |
議論 (議事録:PDF) |
|
ポスター講演
PS01 |
東京大学アタカマ天文台 (PDF) |
本原 顕太郎(東京大学) |
PS02 |
木曽広視野カメラKWFCの開発 (PDF) |
加藤 拓也(東京大学) |
PS03 |
木曽広視野カメラ(KWFC)によるサイエンスと将来計画 (PDF) |
松永 典之(東京大学) |
PS04 |
東京大学木曽観測所におけるパブリックアウトリーチ活動 (PDF) |
三戸 洋之(東京大学) |
PS05 |
ぐんま天文台150 cm望遠鏡を用いた観測 (PPT) |
橋本 修(ぐんま天文台) |
PS06 |
ぐんま天文台150 cm望遠鏡搭載観測機器とその成果 (PDF) |
高橋 英則(ぐんま天文台) |
PS07 |
MOA 61cm 望遠鏡を用いたTransit Timing Variation (TTV) の観測 |
福井 暁彦(名古屋大学) |
PS08 |
中小口径望遠鏡による超新星観測 (PDF) |
冨永 望(甲南大学) |
PS09 |
クエーサー時間変動探査 − 観測提案 |
青木 賢太郎(国立天文台) |
PS10 |
IRSF1.4m望遠鏡を用いた広視野円偏光観測とホモキラリティーに関して (PDF) |
福江 翼(国立天文台) |
PS11 |
高速測光装置による太陽系小天体の掩蔽観測 (PDF) |
寺居 剛(神戸大学) |
PS12 |
3,8m望遠鏡+高速CCDカメラを用いたトランジット惑星の高精度観測 (PDF) |
真鍋 翔(神戸大学) |
PS13 |
中小望遠鏡でミリ秒角スケールの天文学〜中口径望遠鏡ネットワークを用いた1サイエンスケース |
田中 壱(国立天文台) |
岡山UM から継続 |
中小口径望遠鏡を用いたM31に現れた明るい新星 2009-10bの観測 (PDF) |
山中 雅之(広島大学) |
岡山UM から継続 |
非常に緩やかな光度変化を示したIb型超新星 2009jfの観測 (PDF) |
山中 雅之(広島大学) |
岡山UM から継続 |
U Scoの2010爆発の早期観測:輝線プロファイルの短時間変動の発見 (PDF) |
山中 雅之(広島大学) |
岡山UM から継続 |
In-depth asteroseismic analysis of HR8799, the host of the first direct-imaged
exoplanetary system (Chene et al.) |
神戸 栄治(国立天文台) |
1st circular (6月22日)
2nd circular (7月20日)
Final circular (8月13日)
講演を申し込まれる方は、申込フォームに必要事項をご記入の上、以下の宛先にメールをお送りください。(at は @ に変更してください。)
講演申込締切は8月2日(口頭)、8月6日(ポスター)です。
gopira10_1 (at) ioa.s.u-tokyo.ac.jp
参加申し込みついてはこちらをご覧ください。
以下の宛先にメールをお送りください。(at は @ に変更してください。)
gopira10_1 (at) ioa.s.u-tokyo.ac.jp
深川 美里(大阪大学)、黒田 大介(国立天文台)、岩室 史英 (京都大学)、長尾 透(愛媛大学)、神戸 栄治(国立天文台)、吉田 道利(広島大学)、佐藤 文衛(東京工業大学)、野上 大作(京都大学)
|